コードレスクリーナーの吸引力ってどのくらい?
コードで常に電気が供給されていないぶん、吸い込む力が弱いのではないかと思ってしまうコードレスクリーナーですが、いったいどのくらいの力で吸引できるのでしょうか。今回はアイリスオーヤマの最新コードレスクリーナー「極細軽量スティッククリーナー IC-SLDC4」とキャニスタークリーナー「軽量紙パッククリーナー」の吸引力を比較してみました!
実験内容
コードレススティッククリーナーとキャニスタークリーナーの吸引力を比較。同じ条件で試してみました。
さらにこのコードレスクリーナーのモデルでは従来のものより吸引力が36%※1UPしています。そしてダストピック率は99%※2と非常に高く、コードが付いているタイプのクリーナーとほとんど変わりません。
しかも壁際までしっかりゴミを吸い取る設計になっていて、コードレスでもパワフルかつ有能な吸引力を持っていることが分かります。
※1 吸引仕事率比において
※2 JIS C 9802に定められている「じんあい(ちりやほこり等)除去能力」の測定方法に準拠した当社試験。固い床からのじんあい除去能力を測定。
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コードレスなのに、なぜこんなに高い吸引力で使えるのでしょう。その秘密は内部の仕組みにあります。極細軽量スティッククリーナー IC-SLDC4では、ヘッド内部でサイクロン気流を発生させ、細かいホコリを掻き出して吸い上げているのです。
空気の力でゴミを吸い上げる設計なので、カーペットやじゅうたん、ラグの上を掃除したときも毛足を痛めにくく、いろいろな場面で気軽にクリーナーを使いやすいのです。

それだけでなく極細軽量スティッククリーナー IC-SLDC4は従来の商品とくらべて、ヘッドが2cm幅広になっています。一度で広い範囲のゴミを吸うことが可能となったため、掃除時間の短縮もできるのです。
いちいちコンセントを差し替える手間が省け、一度で広い場所を一気に掃除できるコードレスクリーナーは、忙しい人の家事時短に一役買ってくれる有能な掃除機です。
コードレスクリーナーはどのぐらい充電がもつの?
コードレスクリーナーを使う上で心配なのが、「どのくらい充電が持つのか」ではないでしょうか。掃除が佳境に入ったところで充電が切れてしまってはお話にならないので、これは重要な問題です。
掃除をする環境にもよりますが、多くのコードレスクリーナーは1回の充電で20分〜30分の連続使用が可能です。

ただし、一般的なコードレスクリーナーには複数の運転モードがあり、どのモードで使うかによって使用可能時間が変わります。
たとえば、アイリスオーヤマのコードレスクリーナーIC-SLDC4の場合、標準モードなら約20分、ターボモードなら約9分、自動モードなら約30分使用できます。「掃除について」のWEBアンケート※1では、一日の掃除機の使用時間が20〜30分という割合が最も多く、1回フル充電すれば、1軒の家の掃除は問題なく完了できる時間使用できると考えて良いでしょう。
※使用時間・充電時間は使用環境によって異なります。
※1出典:リビング新聞公式ウェブサイト「掃除について」WEBアンケート調べ
また、コードレスクリーナーはバッテリーで動いていますが、バッテリーが古くなると使用できる時間が短くなっていきます。「長い期間使うことを考えると、バッテリーの劣化が心配」という人も少なくないでしょう。しかし心配はご無用です。別売りのバッテリーがあるので、使用時間が短くなってきたと感じたらバッテリーを交換すれば、またたっぷりと余裕をもって使うことができます。
ニッケル水素二次電池…バッテリー容量:1500mAh バッテリー寿命:約300回
リチウムイオン二次電池…バッテリー容量:1500mAh バッテリー寿命:約500回
軽さが魅力!こんなところに使える
コードレスクリーナーの魅力は、何といっても本体が軽いという点です。アイリスオーヤマのコードレスクリーナーIC-SLDC4は本体の重さがたったの約1.2キロ。1リットルの牛乳パックひとつ分よりも少しだけ重いという程度です。これなら女性でも片手で簡単に持ち上げられますし、高齢者や子供でも楽々使えます。

※画像イメージはKIC-SLDC4です。
しかも楽に持ち上げられることから、棚の上やブラインドなど、キャニスタークリーナーを使っていては吸うことができないような高い場所も簡単にクリーナーでホコリが吸えるのです。「高い場所のホコリが気になるけれど、ハタキをかけるとホコリが舞いそうで嫌だ」という場合も、クリーナーで一気に吸ってしまえば問題解決です。

家の中はフラットな場所ばかりではありません。階段やロフトの上など、掃除は必要だけれどクリーナーを持って移動するのが大変、という場所はたくさんあります。けれど1.2キロのクリーナーなら、階段も片手で担いで軽々と登れます。

さらにコードレスなので、車の中など、コンセントに繋げない場所のお掃除も可能です。軽いコードレスクリーナーがあれば、今まで掃除しにくかった家じゅうのいたるところを隅々まできれいにできるのです。
コードレスクリーナーの種類・選び方
コードレスクリーナーは大きく分けて4つの種類があります。それぞれの特徴と選び方をお伝えします。
上重心タイプ

こんな人におすすめ
上に操作部分やモーターがあるタイプは方向転換や回転がしやすく、高い操作性を求める人に向いています。
メリット
- 吸い込み口周辺がスッキリしていてノズルが細いので、ベッドの下や家具の隙間など、狭い場所の掃除がしやすい。
デメリット
- ヘッド部分が小さいタイプが多いため、広い面積を掃除する際に少し時間と手間がかかる。
下重心タイプ

こんな人におすすめ
吸い込み口のすぐ上にモーターがあるタイプで手に持つ部分は操作スイッチのみ。手元が軽く重心が下にあるため、安定性を求める人に向いています。
メリット
- 手を放してもそのまま倒れずに置けるので、掃除中にものを動かすときなど便利。
- 手元が軽いため疲れにくい。
- 吸い込み口が大きめのものが多いので、一回で広い範囲のゴミを吸い取ることができる。
デメリット
- 狭い部分に差し込んで吸い取るなどの方法での掃除がしにくい。
紙パックタイプ

こんな人におすすめ
ゴミを紙パックに集めるため、溜まったゴミを捨てる時にゴミが見えません。汚いものをできるだけ見たくない人に向いています。
メリット
- 紙パックごとゴミを捨てられるので紙パック交換の際にホコリが舞い上がるようなことがない。
デメリット
- 定期的に紙パックを交換しないといけないためコストがかかる。
- 吸い込んだ空気が紙パックの中を通って排出されるのでホコリ臭いことがある。
ダストパックタイプ

こんな人におすすめ
ゴミを紙パックではなく、クリーナー本体のダストパック部分に集めるクリーナー。ランニングコストが低く抑えられるので、コストパフォーマンス重視の人におすすめです。
メリット
- こまめにダストパックの中のゴミを捨てなければなりませんが、紙パックを買う必要がないため、コストが抑えられ、丸洗いできる。
デメリット
- マメにゴミを捨てないと吸引力が落ちる。
- ゴミを捨てるときにゴミが見える、ホコリが舞いやすい。
掃除をするときに、一気に掃除を終わらせてしまいたい人、狭い所や家具の下もしっかり掃除機をかけたい人は上重心タイプがおすすめです。また高齢者や腕の力が弱い女性は下重心タイプのほうが疲れずに掃除しやすいでしょう。

こまめにゴミを捨てるのが苦にならない人、長い目で見てコストダウンさせたい人はダストパックタイプのサイクロンクリーナーが向いています。
クリーナーのゴミ捨てなどの手間をなるべく省きたい人は紙パックタイプのほうが使いやすいでしょう。
まとめ
コードレスクリーナーはコード付きと変わらないくらいの吸引力があり、一度充電すれば約30分は使用できます。一般的な広さの家であれば、1度の充電で問題無く掃除を終わらせることができるでしょう。
コードレスタイプは充電式バッテリーで動きますが、充電式バッテリーは別売りされていますので、充電式バッテリーが劣化したときも新しいものに交換できます。
掃除の仕方やコスト、ゴミ捨てにかける手間をどれだけ減らしたいかで向いているクリーナーが変わります。それぞれのクリーナーの特徴を把握したうえで、購入するクリーナーを決定しましょう。