花粉症特集

私は大丈夫と思っている人も必見!誰にでも花粉症になる可能性があるメカニズムやすでに花粉症を発症している方におすすめの対処法・アイテムをご紹介します。

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目次

1.どうして花粉症になるの?

「花粉症」は、体内に入ってきた花粉を“敵”だと判断した体が、過敏に反応してさまざまな症状を起こす、アレルギーのひとつです。花粉を敵だと勘違いした体は、この敵に対抗する「IgE抗体」をつくりだします。
そして、再び花粉が体内に入ってくると、IgE抗体はマスト細胞※1に結合し、マスト細胞がヒスタミンなどの化学伝達物質を放出します。
この化学伝達物質の刺激が、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどを引き起こすのです。「IgE抗体」は、健康な人の体にはごくわずかしか存在しませんが、アレルギーが起こっている人の体にはたくさん存在します。

※1 マスト細胞…粘膜下組織や結合組織などに存在する細胞で、炎症や免疫反応などの生体防御機構に重要な役割を持つ細胞。

どうして花粉が敵になるの?

では、そもそもどうして、本来は体に無害な「花粉」を体が“敵”であると判断してしまうアレルギー反応が起こるのでしょうか?その理由のひとつは、遺伝です。いわゆる「アレルギー体質」というのは遺伝に関係し、両親ともにアレルギーがある場合、子どものアレルギー発症率は、72.2%にも上るというデータもあります。

原因はアレルギーだけじゃない!

また、アレルギーの一種である花粉症は免疫システムの異常(過剰反応)ですから、免疫機能の異常を引き起こすような環境や食事、生活習慣も発症に影響します。
つまり、空気の悪い場所での生活、睡眠不足、ストレス、偏食、食べ過ぎ、飲み過ぎなど、現代人の多くにとって普通と言える生活そのものが、花粉症を引き起こす原因になり得るのです。

2.花粉症になってしまったら

誰もがいつ発症してもおかしくない花粉症には、どんな症状があるのでしょう?
花粉症の4大症状と言われているのが、「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目のかゆみ」です。他にも、渇いた咳が出る方や肌が荒れたりかゆくなったりする方もいますし、ひどくなると、頭がぼうっとして重い、体が熱っぽくてだるいといった深刻な症状が出てくる場合もあります。

対処療法と根本的治療法とは?

花粉症になってしまったら、治療法の選択肢は大きくわけて2つ。ひとつは、花粉症の不快な症状を抑える対処療法で、もうひとつが、免疫療法やレーザー療法といった根源的治療です。対処療法には、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などの内服薬による治療と、点鼻、点眼、鼻噴霧薬などの外用薬による治療があります。対処療法の利点は、不快な症状を比較的早く緩和できることですが、その効果は一時的で、根本的な解決にはなりませんから、毎年薬を使う必要があります。
これに対し、根源的治療は一度完治すれば翌年からは発症しない可能性が高いのが利点ですが、完治までには、時間やお金がかかります。例えば、花粉エキスを定期的に皮下注射して体を花粉に慣れさせ、花粉に反応しない体質への改善をめざす免疫療法では、2〜3年の通院治療が必要です。また、鼻の粘膜を一度焼き切って粘膜を変質させることで花粉症を完治させるレーザー療法では、手術後再び症状が出るという例もあります。
この他にも、ヨーグルトが効く、甜茶が良いといった民間療法的な治療や、漢方薬を服用する治療法もありますが、残念ながら、「これをすれば必ず治る」という決定打とは言えないようです。

3.花粉症対策法

現代人なら誰もがなってしまう可能性が高く、治療の決定打はないという厄介な病気、花粉症に、私たちはどう対処していけばよいのでしょうか?
花粉症に負けないための対策も、大きくわけて2つ。ひとつは、免疫システムを正常化する健康的な生活を送ること。具体的には、空気の良い場所に住み、夜更かしをしないで良質な睡眠をとり、ストレスをためない生活を送ること。また、偏食をせず、栄養バランスの良い食事をして、食べ過ぎ飲み過ぎに気をつけること。すでに花粉症を発症している方でも、こうした生活を送れば、自律神経の働きが整って症状を軽くすることができますし、花粉症でない方は発症を予防することができます。 とは言っても、そんな模範的な生活を送ることはなかなか難しいもの。
そこで、より現実的な2つめの対策は、「できるだけ花粉を体に入れない」ことです。
具体的には、花粉の多く飛散する日や多く飛散する時間には外出しない。やむを得ず外出する場合は、花粉が付きにくい服装や持ち物(表面がつるつるした素材)を選ぶ。帽子やスカーフ、マフラーなどで髪の毛や服の中に花粉が入り込むのを防ぐ。専用のメガネやマスクを着用する。外から帰ったら部屋に入る前に粘着クリーナーなどで花粉を取り去って部屋の中に持ち込まない。空気清浄機を活用して部屋に入ってしまった花粉も退治する。これらを徹底することで、花粉症の症状を和らげることができます。

花粉を体に入れないために…

効果的な対策

「メガネとマスク」特に、メガネとマスクは、目と鼻と口を直接守る重要なアイテムです。最近は、花粉症対策専用商品も多数販売されていますから、自分の顔にぴったりフィットするメガネやマスクを選んで、花粉の侵入をしっかりブロックしてください。
花粉症で辛い方も、今はまだ発症していない方も、健康的な生活を心がけながら、花粉を徹底的にブロックすることで、花粉の季節を乗り切りましょう。

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