関節痛の原因とは?
人間の体には色んなところに関節があります。膝・肘・足首・手首・手足の指・股・肩・顎などや、背骨の1つ1つにも存在しています。関節があるから、色んな動きができるわけです。そして、日常の中で色んな動きをする度に、関節や周りの筋肉や靭帯に負荷がかかっています。そんな中、「○○の関節が痛い」と当院にも多くの方が来られています。一番多いのがやはり膝で、その次は肩ですかね。痛みが出る原因は色々あると思います。今回はあくまでも筋骨格系が原因の痛みについて書かせてもらおうと思います。細菌感染による痛みや、リウマチなどが原因の痛みは僕の専門外ですので今回は省かせて頂きますね。
先程も言いましたけど、当院にも関節の痛みで多くの方が来院されています。病院などに行って、レントゲンを撮ってもらっても骨に異常がなかったり、骨と骨の隙間が狭いねと言われたり、軟骨が擦り減ってるねと言われたり(←これが一番多い)・・・で、施されるのが痛み止めの注射。あとはシップを渡されて終わり。それでも痛みが引かないから・・・と言って来られます。
骨に異常がなければ、周辺の筋肉や靭帯が原因かもしれませんし、骨と骨の隙間が狭いと言われても、その時の姿勢などで写り方も変わってきます。軟骨が擦り減ってるから(特に膝の場合)と言われても、擦り減ってても痛みのでない人もいます。軟骨の擦り減りに関しては様々な文献も発表されていますし、正直原因もはっきりしていません。
右肩の関節が痛い、左の膝が痛い、右手首が痛い・・・様々な痛みを訴えて来られます。でも、その際僕が施術するのに最も重要視するのは、「どうしてそこに痛みが出現したのか?」です。今回の関節痛ももちろんですが、その他の痛みの時も同じように重要視します。そこに痛みが出たのはなぜか?その原因は何か?これが一番大切です。膝が痛いから、「じゃ、膝に注射しましょう」。肘が痛いから、「じゃ、シップ貼っておきましょう」では、その時は楽になるかもしれませんが、しばらくするとまた痛みが再発してきます。それらは対処療法であって、根本的な治療ではないからです。それが良いとか悪いとかの話しじゃありません。注射やシップで痛みが改善されれば、それだけで気持ちも身体も楽ですから。でも、それだけで痛みが改善されない方が多いのも事実なんです。 関節や体の痛み・・・僕の考えでは、「体が痛みの出る場所に負担がかかっている状態である」と考えています。負担がかかる状態とは、身体全体の繋がり・連動性の悪さであったり、バランスの悪さであったりします。身体の繋がり・連動性・バランスの悪さで、ある部分に過剰に負担がかかってしまうのです。痛みが出ているところが原因ではないんです。痛みが出ているところは結果なんです。結果として、そこに痛みが出てしまうのです。
根本的な治療をするには・・・
そこが痛いからといって、そこだけ治療しても意味がありません。そこに痛みが出る原因を探って、見つけて、そこから改善していくことで初めて、その痛みも改善されます。
2〜3分歩くと膝が痛んでた方も今では多い時は10km歩けるようになりました。病院で原因不明と言われた指の関節の痛みで悩んでいた方も改善されました。肩の痛みで腕を上げても耳までつかなかった方も、スッと痛みもなく挙がるようになりました。他にも多くの方々が改善されました。
どの症状の場合でも、僕は痛いと訴えてるところはほとんど触っていません。その原因を探りだして、そこから改善していっただけです。そして、全体の繋がり・連動性・バランスを整えていったに過ぎません。ただ、それよりも何よりも、その方々の治したいと思う強い意志と、努力があってのことです。
身体ってスゴイんです。そういったことを改善していくことで、本来身体が持っている自然治癒力が、どんどん高まっていきます。自然治癒力が高まると、痛みを知らない身体に変身していきます。病院や治療院にも通わなくてもよくなります。皆さんにも、関節痛に限らずどこか痛みが出た時に、注射やシップだけではなく、ご自分の身体と向き合って、もっと根本的に改善していただければなぁと思います。
- 松橋紘平(マツハシコウヘイ)
- ・1976年12月13日生まれ
- ・体育大学に進学し、解剖学・運動生理学などの基礎を学び、 平成18年柔道整復師免許取得
- ■まつはし整骨院:宮城県仙台市太白区
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