第24回  救急箱の整理

病気やケガなど、いざという時に、救急箱はすぐ使えるようにしておきたもの。乱雑になりやすいので 整理の基本を紹介します。

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目次

みつけやすいこと

救急箱は、そのまま入れるだけだと、倒れたり重なりあって、すぐにごちゃごちゃになってします。まずは、医薬品を立てて見やすくし、かさなり合わないようにすることがポイント。

医薬品は、大きくわけると、病気などで服用する「内服薬」と、怪我をした時に使う「外用薬」に分かれます。救急箱を大まかに「内服薬」のエリアと、「外用薬」のエリアにわけておくのも見つけやすくるつ工夫の一つです。

さらにちょっとした手間を加えると、管理がしやすくなりますので、その方法をご紹介します。

箱を活用

箱に入った薬は、その外箱を利用して、救急箱の仕切りにします。薬を取り出し箱の蓋の部分を、中に織り込みます。その箱を、救急箱の中でパズルのように組み合わせると、専用の仕切りになるので、定位置を作ることこができます。薬についてきた解説も一緒に保管しておきましょう。

この時、大まかに「内服薬」「外用薬」に分けますが、とらわれすぎると、収まりにくくなので、あくまで目安にして下さい。

開封日を書く

薬は開封したら、必ず、開封日を書いておきましょう。頻繁に使わないものもあるので、いつ開封したかがわかれば、処分の目安になります。開封後の使用期限は解説書を参考に。「年」も忘れずに記入しておくことがポイントです。

目薬や点鼻薬は、開封してからの使用期限が早く、1ヶ月が目安となるので注意しましょう。

常用する薬の保管

風邪や花粉症で、医者から処方される薬は、一時的なものです。これらを救急箱にいちいち入れるのはわずらわしさがありますし、入れることも難しいと思います。

そこで、バスケットなどを利用して、オープン使いにしてもよいでしょう。一時的にダイニングやカウンターのテーブルに置いて、服用しやすいようにします。

長期間、処方されている場合は1〜2週間分をバスケットに入れ、残りは、密閉容器などに入れて湿気の影響を受けないようにしておくと安心です。

救急箱の形も検討

@フタ式の救急箱
救急箱の、一般的な形は、持ち手がついていて、金具などでとめるオープンする蓋タイプが主流です。この形状は、救急箱を棚にしまった場合、必ず棚からおろして使うというひと手間が伴います。さらに使った救急箱を戻すという作業もあります。

A引き出しタイプの救急箱
そこで、数はあまり多くないのですが、引き出しタイプの救急箱もあります。棚に置いてもわざわざ取り出すことなく、引き出せば必要なものを選べます。さらに持ち手がついていれば、持ち運びもできるので便利です。

B市販ケースの活用
市販の引き出しケースを組み合わせて、引き出しタイプの救急箱にすることもできます。救急箱の買い替えを検討するときには、形も検討してみて下さい。

コラム カットバンを水回りに

ちょっとしたキズを負った時に使うカットバン。救急箱の中以外に、水回りの引き出しにも常備しておくと便利です。キッチンで手を切ってしまったり、水仕事をするのにしみるといった時に、わざわざ救急箱にとりいかずに、すぐに使うことができます。また、張り替えたいときも、その場で対応できるので便利です。

カットバンは、ミシン目でつながっていますが、予めまとめて切って入れておきます。一枚一枚、ばらばらの状態で箱の中に入れておくと、使う時のひと手間が省けます。

今回のポイント!

乱雑になりがちな救急箱は、パッケージの箱を利用して仕切りにすると定位置が決まるので、見やすく取り出しやすい救急箱になります。また薬は、救急箱の中にと考えず、利用状況に応じた場所においたり、引き出しケースを利用すると、より使いやすくなります。

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