
ゆる家事マスターになろう
洗濯編
汗ジミのシミ抜き方法
夏に着るまっ白なシャツは、爽やかでとても素敵ですね。でも、もしそんなシャツの襟や脇に黄色い汗ジミがあったとしたら・・・せっかくのおしゃれも台無しです。ついてしまった汗ジミの落とし方を覚え、あらたな汗ジミをつくらないよう予防して、汗ジミの無い夏を過ごしましょう。
ついてしまった汗ジミの抜き方
<軽い汗ジミは・・・>
シミには、水性、油性、不溶性、など、さまざまな性質がありますが、汗ジミは基本的には水溶性のシミに分類されます。しかし、皮脂も混ざっているので、シミになりやすく、一度シミになったら落ちにくい・・・という特性もあります。
基本的には水溶性のシミですから、軽いものであれば、そのまま普通に洗たくするだけで落とすことができます。
しかし、洗たくで落としきれずに残ってしまった場合や、シミになってから時間が経ってしまった場合、変色して黄ばみとなります。
<黄ばんでしまった汗ジミは・・・>
普通にお洗濯しただけでは落とせない汗ジミも、3つの手間できれいに落とせる場合が多いです。
- 1.つけ置きする
- 2.漂白剤を併用する
- 30〜50℃のお湯で洗う
漂白剤と洗剤をよく溶かした30〜50℃のお湯(色ものは30〜40℃、白ものは40〜50℃)に20分〜1時間程度つけ置きしてから洗たくしてみましょう。 漂白剤は、酸素系漂白剤を使うのがコツです。色落ち・風合いダウンから衣類を守ります。また、粉末洗剤と粉末漂白剤の組み合わせもシミが落ちやすいのでおすすめです。これだけで、多くの汗ジミが落ちるはずです。
つけ置きしても黄ばみが残る場合は、クエン酸を10倍程度に溶いた液を黄ばみに直接かけてみてください。汚れがとてもひどい場合は、シミに石鹸を塗りつけ、重曹をかけてブラシで軽くこすります。その後にクエン酸をふりかけると、重曹と反応してシュワシュワと気泡が生じます。このとき発生する気泡が黄ばみをきれいに落としてくれます。ただし漂白剤を使用すると色落ちしたり、ブラシを使用するとすれてしまう生地もあります。す際は洗たく表示を確認し、目立たない場所で試してからにしましょう。
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粉末漂白剤併用&ぬるま湯使用 -
つけ置き洗い -
それでも落ちなかったら・・・10倍に溶いたクエン酸 -
それでも落ちなかったら・・・石鹸を塗りつけ、さらに重曹・クエン酸
汗ジミを作らないために
汗がついてしまった洋服も、すぐに洗えばシミにはなりません。一番の対策は、汗がついてしまった洋服は、できるだけ早くお洗濯することです。
また、衣類に汗がつかないようにあらかじめ予防することも重要です。 脇汗などが気になる方は、袖のある下着を着用して、汗をかきやすい部分が直接洋服に触れないようにしましょう。
また、服装やその日の気温によっては、袖のある下着が難しかったり、脇汗がいつも以上に気になることもあるでしょう。その場合は、脇の部分に汗取りパットがついた下着を着用するのも1つの方法です。わざわざ下着を購入しなくても、洋服の脇に直接貼れる汗取りパットもいろいろなものが発売されているので、活用するといいでしょう。
ベージュカラーのパッドを選べば、白や淡い色の洋服でも透けにくくて目立ちません。