洗濯物をたたまずにしまう方法ってない?
家事のなかで洗濯はたたむのが一番おっくうな作業だという声をはよく耳にします。特に毎日、着るTシャツや、たたむのが煩わしいカットソー、シャツ類など、「洗う・たたむ」を毎日のように繰り返えしています。ハンガーのまま吊るしてしまえたらラクなのにと感じている方も多いはず。
そこで、発想を換えてしまいましょう。
日常よく着る洋服は、ハンガーに吊るして干し、取り込むときもハンガーから外さずにそのままクローゼットに移動します。
そうすれば、たたむ時間がカットされ、家事がラクになります。
そこで、クローゼットの吊るすスペースを確保する方法と、干したまましまえるハンガーの工夫をご紹介します。
着ない衣類は移動させる
洗濯後、そのままクローゼットにしまいたくても、クローゼットの中はいっぱい!しまいたくてもしまえない…のが現状のお宅も多いはず! そこで、これまで「吊るす」が基本と思っていたジャケットやコート。着ていないものは必ずあるはずです。
着ていないジャケット類はたたんでケースに入れ、天袋や納戸に移動させましょう。
本来、着ないものですから処分して欲しいところですが、いつか着るかも…とすぐに整理できないという心情もわかります。処分ができなければ、まずは「移動」させるだけ。移動させれば、クロゼーットにスペースの余裕が生まれます。他にも、はいていないスカートやパンツを吊るしていれば、たたんでスペースの確保をします。
ただ吊るしているだけで、着る機会のないものは貴重なスペースを塞ぎます。 洗う頻度の多い日常着を、クローゼットに吊るしたほうが断然、家事がラクになります。
ジャケットのシワになりにくいたたみ方
ジャケットを衣装ケースにしまって移動させる時、しわになりにくいたたみ方をご紹介します。
背中や袖の縫い目に沿ってたたむことがポイント。イラストを参考にして下さい。
ハンガーの一工夫
ハンガーで干してそのまま収納と言っても、針金ハンガーなどで干してそのまましまうと肩に出っ張りができるからイヤだという声もあります。気になる場合には、針金ハンガーを加工して肩の出っ張りができにくい形状にしてしまいましょう。肩の部分にカーブを作り、肩の出っ張りをなくせます。
キャミソールや襟口が大きく開いて、ハンガーからすべりやすいものは、「すべりにくい素材のハンガー」がおすすめです。ずれ落ちやすかったハンガーのわずらわしさを解消してくれます。
また、衣類そのものにも、経年劣化があります。最初は型崩れしていなくても、常時吊るしていると、次第に生地が伸びてきます。日常着の収納と大切な衣類の扱い分け、オフシーズンにはたたんで収納するなどの工夫をしながら、グッズを活用してください。
今回のポイント!
洗濯は、「洗う」だけでなく、最終的に「しまう」という作業があります。「洗濯」「衣類収納」と分けて考えず、「作業の流れ」でとらえ、しまうときのことまで考えて洗濯をすると、家事がラクになります。