
ゆる家事マスターになろう
家具のお手入れ編
座布団を洗う方法
和室のあるお宅には、欠かせない座布団。時々天日干しはしていても、まだ丸洗いしたことがないという方も、大勢いらっしゃるのではないでしょうか。毎日使う座布団は、思った以上に汚れていますし、汚れがひどくなればカビやダニが発生してしまうことも……。今回は、座布団を丸洗いして、スッキリさせてしまう方法をご紹介します。
洗濯機で洗う
- 洗濯機で洗える座布団と洗えない座布団
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洗濯機で洗える座布団かどうかの判断基準は、素材です。中身がポリエステル100%のものであれば、洗濯機で問題なく洗えます。綿が多く含まれる物は、綿が片寄ってでこぼこになったり、硬くなったりする場合があるので、避けた方が無難でしょう。また、座布団の中身にかかわらず、表地をシルクなどで仕立ててある高級な座布団は、良質な綿がたっぷりと使われていて、せっかく洗っても中までしっかり乾かせない可能性もあります。布団の丸洗いをしてくれる専門店に任せましょう。
- 洗い方
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念のため、洗濯ネットを使いましょう。 洗濯機は、中の洗濯物が片寄ると、途中で止まってしまったり、事故や故障の原因になったりするので、バランスがとれるように入れることが大切です。 洗濯層の大きな洗濯機であれば、2枚の座布団を左右対称に入れることでバランスが取れます。 洗濯層が小さい場合は、タオルケットやクッションなどを一緒に洗って偏りを防ぎましょう。 ドラム式洗濯機の場合は、壁に沿わせるように座布団を入れ、隙間ができないようバスタオルなどを詰めて調整します。
お風呂場で洗う
- 洗い方
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洗濯機では洗えない綿が多く含まれる座布団は、浴槽で洗うのがベストです。 浴槽に15cmほどぬるま湯を溜め、洗濯用洗剤を入れて良く溶かします。おしゃれ着洗い用の洗剤を使うと、よりやわらかく仕上がります。 座布団を入れたら、上から足で踏んで洗います。座布団を平らに置いた状態で、均一に踏むのが、きれいに仕上げるコツです。折り曲げたりねじったりしないように気をつけましょう。 すすぎは、一旦お湯を抜き、新しいお湯を入れてまた踏みます。踏んでも洗剤が出なくなるまで数回繰り返します。浴槽ではなく、洗い場でシャワーをかけながらすすいでも良いでしょう。
座布団をきれいに乾かす
- 脱水の方法
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座布団を洗い場に置き、上から足で踏んで十分に水を切ったら、今度は洗濯機に入れて、脱水だけを行います。その際には、座布団を洗濯機洗いする場合と同様、重さの偏りができないように注意しましょう。洗濯層サイズの加減で、どうしても偏ってしまう場合は、事故や故障の原因になりかねないでの、洗濯機での脱水は諦めてください。よりしっかり水切りをしたい場合は、バスタオルを利用しましょう。ベランダなどにビニールシートを敷いて、その上に半分に折ったバスタオルと座布団を重ねて置きます。その上からさらに半分に折ったバスタオルを重ねて上から押し、バスタオルに水分を吸わせましょう。
- 干し方
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縦にして干すと、乾いたときに中身が片寄ってしまうので、できる限り平らにして干しましょう。底に穴が開いていて通気性のあるビールケースのような箱をひっくり返せば、即席の物干し台になります。また、ビニールシートを敷いて物干し竿を2本並べた上に座布団をおけば、通気性を確保しながら平らに干すことができます。座布団を中まで完全に乾かすためには、数日必要になる場合もあります。表裏を返しながら、しっかりと乾かしてください。8割程度乾いたところで、座布団を両手で持ち、中に空気を含ませるように成型しておくと、仕上がりがふっくらとします。