寝具カバーの選び方

寝具カバーは、寝具を汚れや湿気から守り、快適さを保つためのアイテムです。季節や寝具の形状に合ったものを選ぶことが大切です。 色や柄は寝室の雰囲気づくりにも影響するため、空間全体とのバランスも考慮しましょう。手入れのしやすさも、選ぶ際の重要なポイントです。 この記事では、寝具カバー選びの5つのポイントを詳しく解説します。
目次
アイリスプラザの寝具カバーの選び方
01素材/生地で選ぶ

寝具カバーは、肌にやさしい素材や季節に合ったものを選ぶことが大切です。 好みの肌触りや気温に合わせてカバーをかえることで、より快適な睡眠環境が整います。
素材名 | 特徴 | 向いている季節 | おすすめポイント |
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綿(コットン) | 吸湿性・通気性のバランス◎ 洗濯に強い |
オールシーズン | 柔らかな肌触りで、日常使いに適している |
オーガニックコットン | 化学肥料などを使わずに有機農法で栽培された綿 | オールシーズン | 自然な風合いとやさしい感触 |
麻(リネン) | 清涼感のある天然素材 通気性・速乾性に優れる |
夏 | サラッとした肌触りと涼しげな印象が魅力 |
ガーゼ(綿) | 軽くてふんわり 通気性・吸水性◎ |
春・秋(多重なら冬も) | ふんわりとした感触・赤ちゃんや子供にもおすすめ |
フランネル | 起毛素材でふわふわ 保湿性高くあたたかい |
冬 | あたたかく柔らかな感触 |
マイクロファイバー | 超極細繊維 とても柔らかくて吸水性・速乾性が高い |
冬 | 軽くてあたたかい |
ポリエステル | シワになりにくく、乾きやすい 価格も安め |
通年(暑がりの方は夏NG) | 手入れが簡単で扱いやすさが魅力 |
シルク | 吸湿性・放湿性に優れ、温度調整性も◎ | オールシーズン | 滑らかで高級感のある肌触り |
02サイズで選ぶ

寝具カバーは、ベッドや布団のサイズに合わせて選ぶことが大切です。 「シングル」「ダブル」などの表記だけでなく、実際の布団の縦・横のサイズを測ってからカバーを選びましょう。メーカーによってサイズ規格が微妙に異なることがあります。
掛け布団カバー
ぴったりすぎると布団の出し入れがしにくく、破れやすくなることがあります。特に掛け布団カバーは、布団の厚みにも対応できるよう、ややゆとりのあるサイズが理想です。
敷布団カバー
敷き布団は厚みがあるため、カバーが小さいと角が浮いたり、布団が収まりきらなかったりします。厚手の布団には「ワイド」や「ロング」対応のカバーを選ぶと安心です。
03機能で選ぶ

寝具カバーを機能面から選ぶ際のポイントをご紹介します。 「防ダニ×抗菌」「接触冷感×速乾」など、複数の機能を組み合わせたタイプもあり、快適さをさらに高めることができます。
機能 | 特徴 | おすすめポイント |
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防ダニ | ダニの侵入を抑える | 清潔な環境を保ちやすい |
抗菌防臭 | 菌の繁殖を抑える加工・ニオイの発生を軽減 | 清潔感を保ちやすい・洗濯回数を抑えたい方にもおすすめ |
吸汗速乾 | 汗をすばやく吸収し、すぐに乾く | ムレにくく、さらっとした使い心地 |
接触冷感 | 肌に触れたときにひんやりと感じる | 夏場の寝苦しさを軽減し、快適な睡眠環境をサポート |
発熱保温(蓄熱) | 体から出る熱を蓄えて暖かさを保つ | 冬場の冷え込み対策におすすめ |
静電気防止 | 起毛素材で起こりがちな静電気の発生を抑制 | 冬場のパチパチ感を軽減・ホコリの付着も抑えやすい |
ストレッチ性 | 伸縮性のある素材で、フィット感が高くズレにくい | 着脱がしやすく、ベッドメイキングが簡単 |
防水・撥水 | 水分を弾く加工が施され、汚れや液体の浸透を防ぐ | おねしょや吐き戻し等で寝具が汚れる心配を軽減 |
UVカット(外干し用) | 紫外線による生地の劣化を抑える | 外干し派の方におすすめ |
04デザイン・色で選ぶ

寝具カバーのデザイン・色選びは、お部屋の雰囲気や寝具との調和がポイントです。 好みやインテリアに合わせて、心地よい空間を作りましょう。
デザインの選び方
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☑無地:シンプルで飽きがこない
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☑柄物(花柄・幾何学・チェックなど):個性や季節感を演出
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☑部屋のインテリアと調和するデザインを選ぶと統一感が出る
色の選び方
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☑明るい色(白・ベージュ):清潔感・部屋が広く見える
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☑寒色系(ブルー・グレー):落ち着き・安眠効果
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☑暖色系(ピンク・ブラウン):温かみ・安心感
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☑部屋の雰囲気や季節に合わせて選ぶのが◎
05寝具カバーの主な種類

掛け布団カバー
布団を包む袋状のカバーで、ファスナーやボタンなどで開閉できるタイプが多いです。 布団を汗や皮脂、ホコリから守り、清潔に保ちます。また、デザインや色によって寝室の印象を変えることもできます。
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☑布団のサイズに合ったものを選ぶ
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☑肌に直接触れるため、通気性や吸湿性に優れた素材(綿、ガーゼ、リネンなど)がおすすめ
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☑内側に布団を固定するひもやループが付いていると◎
敷き布団カバー(フラットタイプ)
一枚布で敷き布団を包むタイプで、布団の形状に柔軟に対応できます。 敷き布団を汚れや摩耗から守り、好みの肌触りにできます。布団を頻繁に干す方や、出し入れが多いご家庭に向いています。
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☑布団の厚みに合わせて余裕のあるサイズを選ぶ
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☑洗濯しやすく、乾きやすい素材を選ぶと便利
ボックスシーツ
マットレスにかぶせるタイプのシーツで、四隅にゴムが入っており、ズレにくくフィット感があります。 マットレスを保護し、寝返りを打ってもシーツがずれにくいため、快適な寝心地を保てます。
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☑マットレスの「幅・長さ・厚み」に合ったサイズを選ぶ
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☑特に厚みがあるマットレスは「マチ」も確認
枕カバー
枕を包む基本的なカバーで、封筒式・ファスナー式・ボタン式などのタイプがあります。 枕を汗や皮脂から守り、肌に直接触れる部分の快適さを保ちます。
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☑枕のサイズに合ったものを選ぶ
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☑肌触りの良い素材(綿、テンセル、シルク調など)を選ぶと快適
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☑洗い替え用に複数枚あると便利
ピローケース
枕カバーとほぼ同じですが、装飾性やデザイン性が高いものを指すことが多いです。フリル付きや刺繍入りなどもあります。 枕の保護に加え、ベッド全体のコーディネートや見た目のアクセントとしても活躍します。
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☑寝具全体のデザインと調和する色柄を選ぶ
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☑インテリア性を重視したい方におすすめ
ベッドスカート
マットレスの下に敷いたり上に被せて、ベッドフレームを隠すように覆う寝具のことです。フリルやプリーツが付いていることが多く、見た目に華やかさを加えます。 ベッド下の収納を隠したり、ホコリの侵入を防いだりします。見た目の高級感や統一感を演出するのにも役立ちます。
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☑ベッドの高さに合った丈を選ぶ
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☑ベッドカバーやカーテンなどと色や素材を合わせると統一感が出る