掛け布団の選び方-3つのポイント-

人生の約3分の1を占める睡眠時間。 だからこそ、快適な眠りをかなえる寝具選びが重要です。 近年は、さまざまな機能性素材が登場しているので掛け布団選びに悩むこともあるかもしれません。 自分に合った一枚を見つけて、質の高い眠りを手に入れましょう。

目次

  1. 素材(中わた)で選ぶ
  2. サイズで選ぶ
  3. 機能で選ぶ

アイリスプラザの掛け布団の選び方-3つのポイント-

01 素材で選ぶ

掛け布団の中わた素材は、保温性や通気性、寝心地に大きく影響します。 予算や好みに合わせて選びましょう。

素材 特徴 メリット デメリット おすすめな人
羽毛(ダウン) 水鳥の羽毛を使用。
軽くて保温性が非常に高い。
・軽くてあたたかい。
・通気性が良く蒸れにくい。
・長持ちする。
・高価。
・水に弱い。
・ニオイがある場合も。
・アレルギーの可能性。
とにかく軽くて暖かい布団が欲しい人。
冬の寒がりさん。 長く使いたい人。
人工羽毛 羽毛のようなふんわりとした軽さを
人工繊維で再現した素材。
マイクロファイバーわたや
中空ポリエステルなどが使われる。
・軽くてあたたかい。
・羽毛特有のニオイない。
・洗える製品が多い。
・比較的安価。
・羽毛より保温性・通気性はやや劣る。
・ヘタりやすい製品もある。(品質による)
・静電気が起きやすい。
羽毛が苦手だけど軽くて暖かい布団が欲しい人。
洗濯したい人。

羽毛のニオイや動物性素材が気になる人にも。
羊毛(ウール) 天然素材で吸湿性・放湿性に優れ、
通年使いやすい。
・蒸れにくい。
・適度なあたたかさ。
・弾力性があり寝心地が良い。
・やや重い。
・洗濯しにくい。 (洗えるものもあるが値段が高め)
・ニオイが気になる場合も。
汗かきさん・湿気に敏感な人。
布団内が蒸れるのが苦手な人。

自然素材にこだわる人。
綿(コットン) 綿花から作られた天然素材。
吸湿性が高くて通気性も良い。
・肌触りがやさしい。
・夏に涼しい。
・自然素材で安心。
・冬は保温性はやや劣る。
・重い。
・乾きにくい。
・へたりやすい。
夏用布団を探してる人。
肌が敏感な人や、軽さより自然素材を重視したい人。
ポリエステル 合成繊維で作られた中わた。
ふんわり軽めで扱いやすい。
・安価。
・自宅で洗いやすい。
・保温性や吸湿性はやや劣る。
・蒸れやすい。
・静電気が起きやすい。
コスパ重視。
頻繁に洗いたい人。
子ども用や来客用にも向いている。
吸湿発熱素材 人の汗や湿気を吸って熱に変える機能性素材。
中わたや側生地に使われる。
・あたたかさをキープしやすい。
・軽くて薄くても暖かい。洗える製品も多い。
・湿度がないと、吸湿発熱の効果が出にくい。
・蒸れやすいものもある。
・長く使うと劣化することも。
寒がりさん・軽くて薄い布団が好きな人。
暖房を控えめにしたい人。
部屋が乾燥しすぎていない人に向いている。
コスパも◎。
真綿 蚕の繭から取れる天然繊維(シルク)を
伸ばして層にしたもの。
肌にやさしく、吸湿性・放湿性ともに優れている。
・肌触りがとてもなめらか。
・軽くて蒸れにくく、
保温性と通気性のバランスが良い。
・静電気が起きにくい。
・天然素材。
・高価。
・水や摩擦に弱く、基本的に自宅で洗えない。
お手入れには注意が必要。
・直射日光や湿気に弱い。
肌が敏感な人・とにかく寝心地重視な人。
ナチュラル素材が好きな人。
軽くて蒸れにくい布団を探してる人にも。
高級志向な人にも向いている。

<側地・カバーリング>
中わただけでなく、側地の素材によっても寝心地が変わってきます。 例えば夏場は接触冷感、冬場はマイクロファイバーなどの素材を選べば、暑さや寒さをやわらげて快適な睡眠ができます。 掛け布団にカバーを付けて使用される場合には、カバーの素材の参考にもしてみてください。

02 サイズで選ぶ

掛け布団のサイズは、寝るスペースや使用人数に合わせて選びましょう。

  • ■約150×210cm

    シングル

    一般的な大人1人用。

  • ■約170×210cm

    セミダブル

    ゆったり1人or小柄な2人用。

  • ■約190×210cm

    ダブル

    2人用(カップル/夫婦・親子)。2人で寝るならダブル以上がおすすめ。

※ベッドよりも少し大きめを選ぶことで寝返りしてもはみ出にくいです。

03 機能で選ぶ

掛け布団には、快適性を高めるための機能が備わったものも多くあります。 ここでは、掛け布団によく採用される便利な機能をご紹介します。

  • ■洗える(ウォッシャブル)

    特徴:丸洗いできる。洗濯機OKor手洗いOKなど種類がある。小さい子どもがいる・頻繁に洗いたい人におすすめ。

  • ■防ダニ

    特徴:ダニが寄り付きにくい加工がされている。 子どもがいる家庭に特におすすめ。

  • ■抗菌防臭

    特徴:菌の繁殖やニオイを抑える加工で、清潔さをキープできる。汗をかきやすい人・清潔感重視の人におすすめ。

  • ■防カビ

    特徴:カビが発生しにくい加工。梅雨の時期や湿気の多い地域に◎。押し入れ保管が多い人にも。

  • ■防臭・消臭

    特徴:汗や体臭などのニオイを分解したり吸収したりする素材。ニオイが気になる人・部屋干し派の人向け。

  • ■静電気防止

    特徴:冬場にパチパチしにくくなる加工。静電気が気になる人・化繊が苦手な人に。

  • ■温度調節(調温)

    特徴:暑すぎず寒すぎずを自動で調節するような素材(アウトラストなど)。室温の変化が大きい環境・寝汗が多い人に。

  • ■防水・撥水

    特徴:側地に撥水・防水加工を施したもの。介護・医療用の布団や、ペットの粗相対策にも使われる。

<キルト加工>
他にも断熱性や保温性に大きく影響するキルト加工があります。 からだのラインにフィットすることで、布団の中のあたたかい空気を逃しません。

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