敷布団の選び方

敷布団はコンパクトに畳んで収納できるため、スペースを有効活用したい方に最適です。 寝心地の好みやライフスタイルに合わせて、自分にぴったりの敷布団を見つけましょう! さらに、敷きパッドや除湿シートを組み合わせることで、より快適な環境を整えることができます。 快適な眠りのために、こだわりの一枚を選んでみませんか?
目次
アイリスプラザの敷布団の選び方-4つのポイント-
01 硬さから選ぶ

理想的な寝姿勢とは?
背骨(頸椎→胸椎→腰椎)がニュートラル(自然なS字カーブ)に保たれている状態。
硬さのメリット・デメリット
■硬め
・背骨の自然なカーブを保ちやすい。
→柔らかすぎると腰が沈んで、背骨が歪みやすい。
・寝返りしやすい。
→寝返りは血流を促し、体温調節に必要。沈みすぎると動きにくい。
・特に腰痛持ちに◎。
→腰が沈まないから、余計な負担がかかりにくい。
■柔らかめ
・体の凹凸にフィットして、圧力を分散。
・横向き寝の人におすすめ。
→肩や腰の出っ張りをやさしく受け止めてくれる。
・体重が軽い人や子ども向き。
→体重が軽いと、硬すぎると逆に痛く感じることがある。
体型・状況 | 硬め | 柔らかめ |
---|---|---|
腰痛あり | ◎ | △ |
痩せ型 | △ | ◎ |
がっしり体型 | ◎ | △ |
横向き寝 | △ | ◎ |
仰向け寝 | ◎ | △ |
寝返り多い | ◎ | △ |
02 素材から選ぶ
敷布団に使われる素材は幅広く、寝心地や機能性に大きく影響します。 吸湿性や保温性、耐久性などの違いを理解することで、快適な睡眠環境を整えることができます。
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■ムレにくい
吸湿性 湿気(汗)を吸収する力
放湿性 吸った湿気を外に逃がす力。
通気性 湿気や熱をため込まず、外に逃がしてくれるかどうか。
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■寒さを防ぐ
保温性 一度あたたまった空気や体温を逃がさずにキープする力。
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■快適に長く使うため
耐久性 長く使ってもへたったり壊れたりしにくい強さ。
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■寝返りのしやすさ
弾力性 押されたあとに元の形に戻ろうとする力=「跳ね返す力」。
以下に、代表的な6つの素材の特徴をまとめました。
素材 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
綿(コットン) |
・天然素材で昔ながらに親しまれている綿は、 保温性が高く、吸湿性に優れる。 ・へたっても「打ち直し」で復活可能。 |
・湿気をしっかり吸い取り、寝ている間のムレを軽減。 ・へたりを感じたら打ち直しで長く使える点も魅力。 |
・他素材に比べて重く、天日干しなどのお手入れが必要。 ・湿気対策が不十分だとカビやダニの原因になる。 |
羊毛(ウール) | ・獣毛ならではの調湿・保温機能を持つ天然繊維。 ・湿気を吸って放出する「吸放湿性」に優れ、 ポリエステルの約40倍の吸湿力を持つ。 ・保温力も高く、弾力性がある。 |
・ムレにくく、冬は暖かい。 ・弾力があるため寝返りも楽。 |
・高価で、夏場には熱がこもりやすい点に注意が必要。 |
ポリエステル(合繊) |
・化学繊維の代表で、軽量かつ機能性を 付加しやすい素材。 ・軽くて弾力性があり、保温性も備える、 透湿性を持つタイプも。 |
・洗える 防ダニ・抗菌・消臭加工付きなど 機能性モデルが豊富。 ・軽量で持ち運びやすい。 |
・吸湿性は天然繊維に劣るため、 こまめな陰干しが必要。 |
ウレタンフォーム | ・低反発から高反発まで硬さの選択肢が 豊富なフォーム系素材。 ・断熱性に優れ、体圧分散性が高い。 ・高密度ほどへたりにくい。 |
・軽量で扱いやすく、耐久性も高い。 | ・低反発タイプは通気性が悪く蒸れやすい。 ・価格はやや高めで、実際に寝心地を試すことを推奨。 |
固綿(加工綿) | ・木綿やウール、ポリエステル綿に 熱・樹脂加工を施して固めた素材。 ・綿の風合いを残しつつ、へたりを防止する 加工が施されている。 |
・一般綿より耐久性が高く、へたりにくい。 ・寝心地の変化を抑えたい人向け。 |
・加工により洗濯方法が変わる場合があり、 取り扱いに注意が必要。 |
高反発ファイバー |
・樹脂系の繊維を網状に固めた マットレス向け素材だが、 敷布団にも応用される。 ・高反発で多方向に反発力が働くため、寝返りが打ちやすい。 ・通気性・水洗い可能でカビ対策にも有効。 |
・体圧分散性に優れ、熱や湿気を逃しやすい。 ・洗えるタイプが多く、衛生的。 |
・単体だと底付き感を感じやすく 腰痛の原因になる恐れがある。 ・価格帯が幅広く、製品選びの目利きが重要。 |
毎日長時間使うものになるので抗菌防臭などの機能がプラスでついているものを選ぶと安心して清潔に使うことができます!
03 サイズから選ぶ
敷布団のサイズは、寝るスペースや使用人数に合わせて選びましょう。
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■約100×200cm
シングル
一般的な大人1人用。
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■約120×200cm
セミダブル
ゆったり1人or小柄な2人用。手足を伸ばして寝たい人はセミダブルがおすすめ。
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■約140×200cm
ダブル
2人用(カップル/夫婦・親子)。2人で寝るならダブル以上がおすすめ。
→幅140cm未満だとかなり密着します。
04 プラスアイテムで寝心地アップ
敷布団と組み合わせることで、さらに快適な寝心地を実現できるアイテムを紹介します。
折りたたみマットレス
敷布団の下に敷けば、底付き感が減りリッチな寝心地になり、使わないときはコンパクトに収納可能です。限られたスペースでも快適な睡眠環境を保てます。
敷きパッド
季節に合った素材を選ぶことで、寝心地が快適になります。夏は通気性の良い麻やパイル地、冬は保温性の高いフランネルなどがおすすめです。敷布団を清潔に保つ役割もあり、洗濯しやすいのもポイントです。
除湿シート
除湿シートを併用することで、寝ている間に発生する汗や湿気をしっかり吸収し、布団を清潔で快適に保てます。特にフローリングや畳の上で使用する場合に効果的です。