マットレスの選び方

理想的なマットレスを選ぶには、スプリングの種類、サイズ、硬さなど、さまざまなポイントを考慮することが大切です。 毎日快適に眠れる、自分の体に合ったマットレスの選び方を分かりやすく解説します。 この記事では、マットレス選びの5つのポイントを詳しく解説します。

目次

  1. 理想的な寝姿勢とは?
  2. 硬さから選ぶ
  3. サイズから選ぶ
  4. 品質/耐久性から選ぶ
  5. 種類から選ぶ
    1. ボンネルコイルマットレス
    2. ポケットコイルマットレス
    3. 高反発ウレタンマットレス
    4. 低反発ウレタンマットレス
    5. ラテックスマットレス(天然or合成ゴム)
    6. ファイバーマットレス(エアリーマットレス®)
    7. その他(フタ付きや3つ折りの折りたたみマットレス)

アイリスプラザのマットレスの選び方

01理想的な寝姿勢とは?

背骨(頸椎→胸椎→腰椎)がニュートラル(自然なS字カーブ)に保たれている状態。

理想的な寝姿勢には「体圧分散」が重要です。 たとえば、フローリングの床で寝ると、後頭部や肩胛骨(けんこうこつ)、お尻の3か所に負担が集中しているのを感じるかもしれません。 体圧分散とは、首や腰も含め、全身を均等な圧力で支えることを指します。 マットレスは、背面全体で体重を分散し、理想的な寝姿勢をサポートする役割を持っています。

02硬さから選ぶ

マットレスには、硬めや柔らかめなどさまざまな種類があります。 自分の体型や寝姿勢に合ったものを選ぶことで、より快適な睡眠を得ることができます。

硬さ

硬さ 特徴 向いている人
柔らかめ(ソフト) 体がよく沈み、包み込まれる感覚 細身・軽い人/横向き寝が多い/柔らかい寝心地が好きな人
中間 (ミディアム) ほどよい弾力とサポート力 体型・寝姿勢に関わらず万人向け
硬め (ハード) 体が沈みにくく、しっかり支える がっしり体型/腰痛もち/うつ伏せ寝が多い人

寝姿勢

寝姿勢 向いている硬さ 理由
仰向け 中間(ミディアム) 背骨が自然なS字になるように支えられる必要があるから
横向き 柔らかめ(ソフト)〜中間(ミディアム) 肩や腰に圧がかかりやすく、 少し沈んでくれる方が楽
うつ伏せ やや硬め〜硬め(ハード) 腰が沈みすぎると反り腰になりやすいため

※柔らかすぎたり、へたってしまったマットレスは、腰が沈み込んで「く」の字型になりやすく、理想的な寝姿勢を保ちにくいためおすすめできません。

03サイズから選ぶ

マットレスのサイズは、自分の体格やお部屋の広さに合わせて選ぶことが大切です。 快適に眠るために、ぴったりの大きさを見極めましょう。

  • ■約80×200cm

    セミシングル

    シングルよりも幅がスリムなタイプ。 2台でクイーンサイズ。ライフスタイルに合わせて使い分けられるのも魅力。

  • ■約100×200cm

    シングル

    一般的な大人1人用。

  • ■約120×200cm

    セミダブル

    ゆったり1人or小柄な2人用。1人で手足を伸ばして寝たい人はセミダブルがおすすめ。

  • ■約140×200cm

    ダブル

    2人用。幅140cm未満はかなり密着するので、2人で寝るならダブル以上がおすすめ。

  • ■約160×200cm

    クイーン

    広々と2人で。または小さな子供と川の字で寝る場合に。

  • ■約180×200cm

    キング

    家族3人でもゆったり。

厚みもチェック

11cm前後の厚みなら、ベッドフレームにも床に直接敷くのにも適しています。
5cm以下の薄めのタイプは、底付き感があることが多いですが、以下のメリットもあります。


  • 体が沈みすぎず、理想的な寝姿勢をキープしやすい

  • コンパクトで収納が簡単

  • 布団と組み合わせて使うことも可能


厚みの違いによる特徴を考慮して、使い方に合ったものを選びましょう。

04品質/耐久性から選ぶ

マットレスの種類によって耐久性に違いがあります。 スプリング系のマットレスは丈夫で長持ちしやすいのが特徴です。 その他のマットレスは、厚みや素材の品質によって寿命が変わりますが、スプリング系に比べるとやや短くなる傾向があります。 使い方や求める快適さに合わせて、適したタイプを選びましょう。

店頭などで寝心地をチェックする

マットレスの寝心地は、実際に試してみないと分からないこともあります。

■店舗で試す

仰向け・横向き・うつ伏せなど、さまざまな姿勢でフィット感を確認しましょう。

■返品保証付きで試す

トライアル期間のあるマットレスなら、実際に使いながら寝心地を確かめることができます。

自分に合うものを見つけるために、実際の使用感をチェックするのがおすすめです!

05種類から選ぶ

マットレスにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。 自分の理想の寝心地や用途に合うものを選びましょう。

ボンネルコイルマットレス

スプリングが連結されていて面で支える構造。硬めの寝心地と高い通気性が特徴です。

■メリット

•硬めの寝心地で安定感あり

•通気性が良く、安価で手に入る

■デメリット

•振動が伝わりやすく、揺れが気になる

•体圧分散がやや弱く、体型によっては腰に負担がかかる

ポケットコイルマットレス

スプリングがひとつずつ独立。点で体を支えるため体圧分散に優れ、振動が伝わりにくいのが特徴です。

■メリット

•体圧分散が◎で、フィット感が高い

•寝返りしても振動が伝わりにくく、2人で使いやすい

■デメリット

•通気性はボンネルよりやや劣る

•安いものはコイル数が少なく、耐久性に不安あり

高反発ウレタンマットレス

弾力性が高く、押し返す力で寝返りをサポート。体が沈み込みすぎず、姿勢を保ちやすいのが特徴です。

■メリット

•寝返りしやすく、腰にやさしい

•軽量で扱いやすい

■デメリット

•通気性が低いものが多く、蒸れやすい

•保管やお手入れをサボるとカビの原因に

低反発ウレタンマットレス

体圧をじっくり吸収して包み込むような感触が特徴です。

■メリット

•体にフィットし、無重力のような寝心地

•寝姿勢が安定しやすい

■デメリット

•寝返りがしづらい(沈み込みすぎ)

•夏は蒸れやすく、冬は硬くなりやすい

ラテックスマットレス(天然or合成ゴム)

弾力と耐久性が高く、自然な反発力で体を支えます。

■メリット

•ダニやホコリが気になる方・ハウスダストが気になる方

•柔らかさと反発力のバランスがよい

■デメリット

•重い・高価

•ゴムアレルギーの人はNG

•天然素材は劣化しやすいこともある

ファイバーマットレス(エアリーマットレス®)

体積の95%が空気で構成されたエアロキューブ®(高密度のチューブ状繊維)を中材に使用。 製品独自の3次元スプリング構造で、まるで空気の上に寝ているような新感覚の寝心地が特徴です。
※「エアリー」「エアリーマットレス」はアイリスオーヤマ株式会社の登録商標です。
※「エアロキューブ」は東洋紡エムシーの三次元網状繊維構造体を示す商標です。

■メリット

•優れた通気性・水洗い可能で衛生的

•軽くて持ち運びしやすい

■デメリット

•柔らかめのマットレスを好む方には合わない可能性も

その他(3つ折りの折りたたみマットレスなど)

収納性や持ち運びのしやすさに優れ、来客用や1人暮らしにも便利な実用的タイプです。

■メリット

•省スペースで、来客用や1人暮らしに便利

■デメリット

•通常のベッドマットレスに比べて体圧分散は弱い

•毎日の使用には耐久性や寝心地に不安あり

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