リビング 持ち込むモノを最低限に、本当にくつろげるリビング空間の作り方  素敵なお部屋の収納術

リビングは最も広い家族共有の空間です。だからこそモノが集まりやすく、同時に管理が難しいため油断するとすぐに散らかってしまう場所の一つでもあります。大人も子供もお互い気持ちよくリビングで過ごすためには、リビングに持ち込むモノを厳選し、それらを仕舞う場所を適所に確保することが必要です。
ついついモノが集まってしまうリビングを、本来のくつろぐ場所として過ごせるような空間に変えるためのコツを紹介します。

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目次

1. リビングに必要な紙もので情報ステーションを作る

情報ステーションを作る

取扱い説明書や保証書、契約書等の書類をリビングに収納しているご家庭は意外と多いですが、それらの書類は年に片手で数える程度しか出番はありません。使用頻度が極端に低いものをくつろぎの場所であるリビングに持ち込んでしまうのは、空間が勿体無いと言えます。
リビングに必要な紙もの、それはくつろぎながら読みたい本や雑誌、絵本に加えて、子供たちの学習用品などがあり、それらをまとめて収納できるような紙もの情報ステーションを作ることをおすすめします。

本・雑誌・ケーブル隠し

本や雑誌は破れたり破損したりしないかぎり、とても「捨てにくいもの」で、放っておくとどんどん増えてしまうものの一つです。まずはスペースを決め、複数名で利用するときは、ファイルボックスなどで人別に収納スペースを準備することも必要になるでしょう。ルータや電話機などのケーブル関係のものは、カゴなどを使ってインテリアに馴染ませつつ隠すとくつろぎ空間の雰囲気を損なうこともありません。

リビングの子供グッズコーナー

大人と同じように、子供もリビングでくつろぎたいもの。よく読む絵本は、手に取りやすいようにリビングの一角に収納場所を設けるとよいでしょう。

ダイニングとの関係性

子供の学習はダイニングでというご家庭は多いかと思いますが、子供たちが学習道具を移動させるのに、億劫にならないような場所に学習用品を収納することが大切です。ダイニングのすぐ近くに最低限の学習用品を収納する場所を設けていると、持ってくる手間が省けるので、取り掛かりがスムーズになります。

2. くつろぎグッズやDVDは誰でもすぐに使える場所に

テレビボード周りを快適に その1

テレビ周辺で使うものといえば、リモコンやDVDやゲーム機などがあり、そのままにしておくと見た目も乱雑で埃っぽくなってしまいます。ゲーム機のコントローラーや周辺機器は、穴付きボックスに入れておくと、穴にケーブルを通してスッキリ収納でき、埃の進入もある程度防ぐことができるのでおすすめです。

テレビボード周りを快適に その2

DVDなどのメディアは、家族の人数、それぞれの好みや趣味に比例してどんどん増えてしまい、目的のものを探すことが難しくなってしまいます。

テレビボード周りを快適に その3

DVDはタイトル別ではなく、ジャンルなどのカテゴリに分けて収納し、大きなカテゴリから見たいタイトルを探すといったスタイルにするとよいでしょう。誰が見てもすぐにわかるよう、ジャンル分けした後は、見やすくラベリングする必要があります。

3. お手入れグッズをリビングに置いて、くつろぎ度アップ!

お手入れグッズはくつろぐ場所に その1

耳かき、綿棒、爪きり、ハンドクリームなど、リビングでくつろぎながら使いたいお手入れグッズが手の届きやすい場所にあると、とても便利です。自分のお気に入りお手入れグッズを一つにまとめてリビングに置いておくとよいでしょう。

お手入れグッズはくつろぐ場所に その2

お手入れグッズは、すぐに手をのばして届く場所に置いておくのがベストですが、表に出しっぱなしでは、インテリア性に欠け埃も気になります。そこで、お手入れグッズをまとめて、テレビボードなどくつろぐときにすぐに手が届く場所にまとめて収納しておくことをおすすめします。くつろぎたい時に、すぐに手が届く場所にあることで、リビングでのくつろぎ度がアップします。

4. 一点集中で、雑貨やグリーンをラクして楽しむ

飾るものは一箇所に

家族が集うリビングなので、ついついお気に入りの雑貨をいたるところに飾ってしまいたくなりますが、飾るコーナーはここだけと決めておくと、雑貨が増えるのを防ぎ掃除もしやすくなります。

グリーンは一箇所に

雑貨同様、リラックス効果を期待できるグリーンもついつい増えてしまいがちですが、点在させてしまっては、水遣りが大変になってしまいます。一箇所にまとめて、水遣りや日光浴を一度に完成させられるようにするとよいでしょう。

5. 季節感は実用品で楽しむ

季節感は実用品で

秋はハロウィン、冬はクリスマス、春は桃の節句…というように、季節の変化に応じてたくさんの季節雑貨を飾りたくなるのもリビングです。あまり飾りすぎて、雑貨のお手入れや掃除が億劫にならないよう、季節雑貨は最低限にとどめ、季節感はクッションやひざ掛けなどの実用品で表現することがおすすめです。

番外編 リビングを多目的に使える家具選び

多目的に使うための家具選び

リビングは家族がくつろぐ場所としての役割が一番大きい場所ではありますが、あるときはお客様を迎える居間、あるときは子供たちの遊び場、あるときは夜は寝室代わりに使う可能性もあります。これらを意識して、リビングを多目的に使えるような家具選びをするとよいでしょう。
例えばリビングテーブル、子供たちが走り回るのに妨げになりますが、夜は何かを飲みながらDVD鑑賞したいといったときには必要になります。必要なとき出し入れできるような折りたたみ式のテーブルにしておくと、様々なシーンで多目的に使えるようになるのでおすすめです。

最後に

リビングは人が集まる場所なので、それにつられてモノも集まってきます。まずはリビングに置いておいた方がよいというものを厳選し、さらに個人ごとのスペースを決め、そこから溢れないようにすることが大切です。リビングは実は収納スペースが少なくてもよい場所です。最低限のもので、本当にくつろげる空間作りを目指してみませんか?

mkさん プロフィール

mkさん
数年前から片付けと整理整頓に目覚めた3児の母。今では片付けの魅力にすっかりハマり、片付けをすることによって得られる暮らしやすさ、家事の進めやすさ、イライラしない育児を実感し、その片付け効果を全国の悩める主婦(主夫)と共有できるよう、日々発信しています。
著書
片づけ日和 -快適な暮らしを実現させる仕組みづくり- (正しく暮らすシリーズ)
ウェブサイト
IEbiyori

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