押入れ 押入れスペース、有効活用のコツと工夫  素敵なお部屋の収納術

十分な収納量のある押入れですが、その広さゆえに放り込み収納になりがちで、深い奥行きを使いこなすのが難しい空間でもあります。そんな、スペースはあるけど活用が難しい押入れを、取り出しやすい空間に簡単に変えられる工夫についてご紹介します。

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目次

1. 広いスペースこそ、まずはカテゴライズ!

カテゴライズ

広い空間は、ついついスペースを持て余しがちになってしまいますが、用途別にカテゴリ分けするだけで、驚くほど使いやすさが向上します。例えば我が家では、チェストと板を使って、布団コーナー、 大人ワードローブ、子供ワードローブといったカテゴリに分けて活用しています。
押入れ内を仕切るときくと、大掛かりなDIYが連想されますが、チェスト同士で板をはさむだけで、ネジ不要の簡単な仕切り空間ができあがります。それでは、それぞれのカテゴリについて詳しくご紹介します。

2. 大きい寝具はケースで、小さい寝具は引き出しで管理

布団コーナーその1 ケース収納活用法

布団収納で悩みがちなのが、重ねた布団の出し入れがしにくい!というところですが、大きな布団こそ、ケースという個室に仕舞うことで、簡単に取り出しやすくなります。

重ねられた布団の中から、目的の布団を取り出すのは意外と大変。でも、ケースに入れてコンパクトにすることで、収納スペース削減できるだけでなく、抱えやすくなるという利点もあり、取り出すときはもちろん、仕舞うときも楽になります。

布団コーナーその2  薄手の布団・シーツ

薄手の布団やシーツといった、コンパクトな寝具に関しては、ケースにまとめて入れるか引き出しに仕舞うことをおすすめします。薄手のものはコンパクトにたたみ、タオルのような感覚で収納すると、一度に見渡せて取り出しやすくなるでしょう。

3. ポールとフックで押入れに簡易ワードローブ!

大人ワードローブその1 アウター・バッグ

ポールハンガーとフックで、押入れの一角を簡易ワードローブにすることができます。外出時の準備の際、子供の支度と同時進行させられるので、色々な部屋へ行ったり来たりする必要がなくなり、家事動線がぐんとスムーズになります。

大人ワードローブその2 マフラー・ストール

フックとポールハンガーで、壁面も収納スペースに。マフラーやストール、ショルダーバッグなどを掛けられる収納スペースにしておくと、簡易ワードローブがより一層使いやすくなるでしょう。

4. 子供の身支度が一箇所でできるスペース

子供ワードローブその1 アウター・リュック

押入れの下段は、小さな子供専用のワードローブに最適です。大人ワードローブと同様、ポールハンガーを取り付けるだけで、アウターや園リュックなどを掛けられるスペースに。一緒にチェストをおけば、衣類や幼稚園に必要な道具などをまとめて収納することができます。

子供ワードローブその2 ケースにひとまとめにする

子供関連のものをあちこちに散らばらせて収納すると、子供自身が迷ってしまうので、このように一箇所で、子供の身支度を完成させられるようにするとよいでしょう。マフラーや厚手の靴下、ニット帽など、普段は使わないものも、ケースにひとまとめてにして、子供コーナーに一緒に仕舞っておくと、必要なときに迷わずに取り出せます。

5. 奥行きを生かし、無駄のないスペース活用を

子供ワードローブその3 チェストの前後で衣類を分ける

奥行の深さを利用して、チェストの中を手前は長袖、奥は半袖といったように、前後で管理するのもよいでしょう。奥行のある押入れ用チェストの引き出しは子供が全部引き出すのは難しいですが、前後で衣類を分けて収納することで、小さな子供でも手前の部分だけ引き出して、無理なく衣類を取り出すことができます。季節の変わり目には、前後の衣類を交換するだけで衣替えになるので、衣類の管理も楽になります。

子供ワードローブその4 シーズンオフ・サイズオーバーの衣類

手の届かない奥のスペースには、シーズンオフの衣類や、サイズオーバーの衣類をまとめて置いておくスペースにし、必要な時にだけ取り出せるようにしておくとよいでしょう。その際、手前にはカゴを置き、衣類の一時置きにも使えます。

番外編 スッキリ収納のためのちょっとした工夫

天袋活用

押入れの天袋は手の届きにくい場所であるため、収納用品は軽くて取り出しやすいものを選ぶことをおすすめします。その際、中に入っているものが確実にわかるようにタグを付けておくと、取り出すときに迷うことがありません。

ケース白化

衣装ケースの中身が見えると、どうしてもごちゃついた印象が残ってしまいますが、内側にカッティングシート等を貼るだけで、スッキリ度がぐんとアップします。見た目がスッキリしていると、きれいな状態を保とう!という意識が働くため、きれいな状態をキープし続けることにつながります。

最後に

押入れのような広いスペースは、きちんとした収納の仕組みを確立しておかないと、一度片付いても、すぐにリバウンドしてしまいがちです。ただの放り込み収納にしていると、モノの出し入れも大変で、ますます片付ける気力が遠のいてしまいます。
リバウンドさせないためにも、まずは押入れに仕舞うものの選別し、そして、暮らしのパターンやモノの優先順位を見極めることが大切。
その上で、押入れ収納の仕組みを組み立てると、家族みんながアクセスしやすい場所になるでしょう。

今回使っていただいた商品

mkさん プロフィール

mkさん
数年前から片付けと整理整頓に目覚めた3児の母。今では片付けの魅力にすっかりハマり、片付けをすることによって得られる暮らしやすさ、家事の進めやすさ、イライラしない育児を実感し、その片付け効果を全国の悩める主婦(主夫)と共有できるよう、日々発信しています。
著書
片づけ日和 -快適な暮らしを実現させる仕組みづくり- (正しく暮らすシリーズ)
ウェブサイト
IEbiyori

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