どんなに忙しかったとしても、最低でも半年に一度はしておきたい衣替え。春夏から秋冬へ、秋冬から春夏へではやり方が全く違います。春夏に着ていたシャツやカットソーは秋冬にはインナーとして着るもの多いので、秋冬の衣替えのときは(一部を除いて)春夏の衣類も出し入れしやすいように収納します。しかし、冬のセーターやコートなどは春夏は全く出番がないので取り出せなくても大丈夫。春夏の衣替えでは秋冬の衣類は邪魔にならないように収納しなければなりません。さらに、秋冬の衣類は生地が厚いので春夏の衣類よりも収納するのが大変。したがって、秋冬から春夏へ変わるときの衣替えは秋冬服の次シーズンまでの長期間の収納の方がメインになります。個人ごと衣類の量が違っても、手順は同じですのでしっかり覚えましょう。
分類からスタート
これからの季節で着るか着ないかで分類する必要があります。着るものは出し入れしやすいように、着ないものは次シーズンまで邪魔にならない場所に収納しましょう。 さらに、収納スペースは限られているので必要なものを必要な数だけ持つようしましょう。着ない服のためにスペースを使わないこと。3年着ない服はほとんど出番がないと思ってよいので、冠婚葬祭用の数着を除いて手放しましょう。
- 春夏に着るもの
- 普段出し入れしやすい場所へ
- 春夏に着ないもの
- 邪魔にならない場所へ
- 3年以上着ていない
いらない - 処分(リサイクルショップやオークションへ)
春夏の衣類の収納
細かく分類
春夏の衣類は生地が薄く袖も短いものがほとんどなので、たたむと小さくなります。袖の長さや形などで細かく分類したほうが出し入れのときも選びやすいでしょう。深い引出しに収納すると、底の方にどんな衣類が入っているか分からなくなってしまうので、比較的浅い引出しの収納用品が便利です。引出しの中に仕切りや小物収納を入れて更に区切ると衣類が混ざるのも防げます。
長ものは掛けて
ワンピースやスカートなど、丈の長いものや生地が薄くてしわになりやすいものは、ハンガーに掛けて収納しましょう。使用頻度の高いものもハンガーに掛けておくと出し入れがしやすいですね。
収納用品
押し入れでは上段にハンガー、下段の手前に引き出し収納用品がある形がベストです。クローゼットでも同じように足元に引き出し収納用品を用意すると良いでしょう。
秋冬の衣類の収納
場所
春夏の間に出番のない秋冬の衣類は、普段使わない押し入れ・クローゼットの天袋・地袋や下段の奥などが最適な収納場所。他にも納戸や物入れなどがある家は、その収納スペースを活かすのも良いですね。
収納用品
セーターやコートなどお手入れも手間がかかるものが多いのも秋冬の衣類の特徴。衣類防虫剤も忘れずに用意して下さい。収納用品は完全にふたができて重ねられるタイプの衣装ケースか、使わないときにたたんでコンパクトに収納できるタイプの衣装ケースなどが向いています。
収納の仕方
収納するときにも簡単に分類をしておきましょう。秋に着るような生地の薄い衣類は、まとめておくと急に肌寒くなったときにすぐ出せて便利です。今シーズンに気に入ってよく着ていた衣類も分けておくと、次の秋冬の衣替えのときに収納するのが楽になります。マフラーや手袋などの小物は迷子にならないように別に収納するか、袋にひとまとめにしてから衣類と一緒に収納しましょう。
ワンポイント
クリーニングから戻ったら、カバーを外して半日乾燥させる。
ファーはつぶれないようにケースに入れて。
ボタン穴が広がらないように外してたたむ。
コートをたたむときは襟にタオルをはさむ。
圧縮袋でダウンもセーターも小さく収納できる。
掛けて収納する時はほこりよけのカバーを。