子供との暮らしも お気に入りの空間も楽しむ

まだ小さな双子のお子さんがいながら、とてもスタイリッシュなお部屋で暮らすmayukoさん。お子さんがいるからこそ気づいたのが収納の大切さ。

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目次

    子供が産まれる前は、ファミリータイプのマンションに大人2人の生活で、収納もインテリアも特に知識がなくとも“なんとなくそれなり”になっていました。しかし、子供が産まれてから生活が激変。見た目にもノイジーな子供グッズが急増し、そこから意識が変わりました。それからは、いろんな知識を身につけ、工夫を重ねることによって、今の家は出産前よりもスッキリ片付いています。 でも片付けるだけでは豊かではない、片づけること・飾ること両方あって初めて、豊かで美しい空間になる。子どもとの生活も、お気に入りの場所で過ごす時間も、両方手に入れたい私です。 まだまだ我が家も発展途中ですが、日常の小さな工夫や気づき、そして生活を彩る私の大好きなモノやコトを大切にしていきたいと思います。

    リビングの壁紙は、一面のみをシックで大人な雰囲気のこげ茶のモロッコタイル柄に。デザイナーズギルドというイギリスのメーカーの物です。壁手前に置いているテレビボード上に大好きな白い花を飾ることが多いのですが、後ろが白い壁だと同化してしまうのが悩みでした。しかし、この壁紙にしてから何を飾っても映えるようになりました。

    うちは普通の分譲マンションです。もとは部屋も廊下もすべて普通の白いクロスの壁紙でしたが、洋書に出てくるような部屋ごとに壁紙が違う雰囲気に憧れて、築12年目のマンションの大規模修繕の時に、リビングと廊下の壁紙も張り替えることに。 廊下は狭いわりに面積が多いので黄色系の明るい色で全面を貼り、突き当たりの壁は一枚の絵を飾ったような雰囲気にしたくて、思い切って大きな花柄を選びました。玄関の下駄箱の手前の壁も色違いの同柄でリンクさせています。大胆な柄ですがいまだに飽きることはありません。壁1枚だけでも色や模様を変えると、ガラリと違う雰囲気を味わえて、とってもいいですよ!

    キッチンもリフォームして、シンク上の吊り戸棚と脇の壁を撤去、アイランド風キッチンになりました。お願いしたのは15年来お付き合いがあり、とても信頼しているインテリアショップのFILEさん。LDKのインテリアはほとんどFILEさんにお願いしています。 白い琺瑯のシンクは憧れのKOHLER。もとのシンクより小さくなることを懸念していましたが、ダブルボウルのセパレート型はとっても使い勝手が良く結果的に大満足! ガスコンロ回りはステンレスでしたがグレーのタイルを貼ってもらうことに。収納は持っているお皿やキッチンでの動線にあわせて設計してもらったので、ストレスフリー。大型の食洗器など、見た目の美しさ以上に使い勝手が格段に向上したことがとてもうれしいです。

    コンロの向かい側にある扉がパントリーです。ここの棚は奥行き15.4cmとかなり狭いのでOXOポップコンテナを縦に積み上げて使っています。このコンテナはパスタや海苔など、パッキンでぴっちり蓋ができるのに片手で押すだけで蓋があく使いやすさ。料理中にとっても便利です。そして何よりも壁一面に整列した眺めがいいのです!  キッチンとダイニングを隔てる白いブリック壁の前はフラワーベースの定位置となっています。写真は、枝もののグリーンの合い間からそよそよと風に揺れるイメージでお花を活けました。バラやユリのように1輪でゴージャスなものより、自然の風景を切りとったような雰囲気のお花が好きです。今回のイメージは山間の渓谷の景色。見るだけで湿度がいくらか下がりそうです♪

    お花はインテリアの一部。簡単に季節を部屋に取り入れられるので、なるべくいつも、何かしらの植物を部屋に飾るようにしています。観葉植物の鉢植えだと四季を通してずっと同じ景色になってしまうため、季節感を感じられる切り花が好きです。フラワーアレンジを習ったわけではないのですが、中高時代に学校で教えられた華道の基礎を思い出しつつ飾り方は見よう見まねで。フラワーベースによって雰囲気や飾り方も変わってくるので、「何に」活けるかも大切です。

    スッキリした空間を保てているのは、物の置き場所を定めて出しっぱなしにしないルールを作っているから。そのために、リビング壁面の作りつけの大きな棚は、なくてはならない収納スペースです。引出やファイルボックスはラベリングし、中のものがわかるように。子供の使う文房具などは子供の目線の高さに配置しています。引き出しごとに入れるものをシンプルにグルーピングしているので、子供も必ず同じ場所にお片づけできています。 かさばりがちな紙類は内容をグルーピングして各グループごとにクリアファイルに分けてファイルボックスに入れています。付箋でインデックスをつければ、上から眺めて何が入っているかすぐにわかります。 工夫したのは未整理の氾濫しがちな紙の一時置き場を棚の内部に設けたところ。私、夫、子供関連と分けられるように3段にしています。

    夏仕様の寝室です。真ん中には大人のベッド。両脇にIKEAの子供ベッドを置いています。 家の中に分散していた本はIKEAの書棚ビリーに収めました。下から二段は子どもの絵本スペースに。上から2&3段目は、洋書や季節のインテリアなどを飾れるコーナーにしています。情報としては保存しておきたくても装丁が美しくない雑誌やスクラップファイルなどは、IKEAの白いファイルボックスに入れて、ズラッと並べました。海外の本棚のディスプレイってホントに上手です!実用品を実用しすぎない感覚、マネしたいです。 サイドテーブル代わりに使っているアルテックのスツール60は寝室の名脇役です。

    うちの双子ガールズの子供部屋について。女の子二人とわかってから、海外のお部屋のようにキュートなイメージにしたいとシュガーピンクの壁と白いドアの部屋に塗り替えました。高い部分には空をイメージしたウォールステッカーとモビールを。かわいいわりに甘すぎなくて、子供っぽすぎないのが好みです。 その下が子供たちのお仕度コーナー。ここには保育園の道具がそろっています。すべてのものを定位置にセットすることで、年中さんのころから親が手伝わなくても自分たちで翌日の準備ができるようになりました。また、子供部屋のウォークインクローゼットには、子供の目の高さの場所にハンガーを掛けられるワイヤーラックを設置。赤ちゃんのころは、親の手が届く場所にあればよかったものも、成長ととも子どもたちの目線や用途に合わせて場所の見直しをしてあげる必要があるんだな〜としみじみ感じます。

    プロフィール

    • ■mayukoさん(女性/40代/会社員&主婦)
    • ■建物の種類:マンション
    • ■間取り:3LDK
    • ■築年数:15年
    • ■居住人数:4人
    • ■好きな家具・雑貨店:FILE
    • ■この家の好きなところ:収納が豊富。また家族が集うリビングが広い設計になっていて、窓からは海が見えるところ。
    • ■この家の悩み:壁のほとんどが窓か収納扉になっているので、モノを飾る場所が少ないこと。
    • ■HP:丁寧な暮らしのルール 収納、料理、インテリア、ときどき双子。

    編集者コメント

    まだ小さな双子のお子さんがいながら、とてもスタイリッシュなお部屋で暮らすmayukoさん。お子さんがいるからこそ気づいたのが収納の大切さ。物の場所をきちんと決めて、家族みんなが出し入れしやすくすることで、スッキリ感を維持しているそうです。 それと共に、お気に入りのものに囲まれた暮らしも大切にしたいとの考えから、海外のインテリアを参考に、壁紙やキッチンなどをリフォーム。お部屋の中には意識してお花を飾り、季節感を取り入れるようにしているそうです。 効率性と美しさのバランスの良さこそmayukoさんのインテリアの魅力といえるでしょう。結果的に、日々の生活での気持ちや時間にゆとりを生み、豊かな毎日につながっていくのだと感じました。 ひとつひとつ丁寧に積み上げた暮らしの工夫の数々と、それを生かしたお部屋づくりを、これからも楽しみにしています。

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