【3色ルール】で イメージ通りの空間に

モノトーンなシンプルモダンインテリア、kakukakusirokuroさんのお部屋です。お子さんもいながらこの生活感の無さ、スタイリッシュさに驚きました。

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目次

    「生活感がないこと」 これがインテリアの信念です。気を付けているのは、
    @目に付くところに置くのはデザイン性の高いもののみ⇒ティシュさえも見える所におきっぱなしにしない。
    A家電はしまう(バスルームに洗濯機があるのも嫌)⇒すべてパントリーに。
    B家電の配線(PC,TVなどの家電製品のコード)をみせない⇒壁掛けTVですっきり!
    C開けても綺麗な収納⇒収納内も真白い容器を入れて色の反乱をゼロに。
    テーストを混ぜない・色の反乱を抑える・柄物を置きすぎない。これでスッキリしたインテリアを心掛けています。

    目に入る色は【壁床を含めて3色】のルールを心掛けています。1階はスッキリとシャープにしたいので、極力物は置かず、色は白黒シルバーのみに。ディスプレイについては【色を足すのは2色まで】。我が家では赤と植物の緑色です。これ以上足すと、モノトーンやシンプルモダン好きには、まとまらない印象になってしまうと思います。ソファーやテーブルなどの大型家具も部屋を彩るディスプレイ。素材も肝心で、モノトーン、ガラス、ステンレス、レザー製品にまとめています。階段は黒の鉄製。カーテン、壁色は同一にして、ラグも同系の無地がおすすめです。

    キッチンです。生活感をなくしたいので物はすべて収納し、家電も右側のドアにあるパントリー内へ。パントリーは見えない部屋ですが、大好きなデザイン家電を置き、色のコントロールとボックス収納を心掛けています。全体をモノトーンに統一し、デザインレターズをフォーカルポイントにしています。

    食事の時間も、舌や香りはもちろん、目で見ても満足できる毎日を提供したいと思っています。テーブルコーデはランチョンマット類を並べ、カトラリーレスト、大皿の上に小皿、中央にキャンドルが基本スタイル。装飾のポイントは高低差を出すことです。食材がカラフルになるので、ここでも使う色は3色で、我が家では白黒シルバー。セットするのは子供たちの役目です。習慣になってしまえば特に大変でもありません。お友達を招いたときのテーブルセッティングも楽しいです。日常の中で、ドキドキワクワク感を味わえる時間を大切にしています。

    2階はベッドがあるのでお布団の柔らかさに合わせて1階にはあまり置かないファブリック製品も置いています。
    クローゼットも鞄や洋服の色の氾濫でごちゃごちゃするので全部モノトーンに変身。まるめてもシワにならないお洋服と鞄はボックスの中です。鞄はA4ファイルケースに収納。これでスッキリ。
    大好きなお店でもらうショップバッグとかThank Youカードとか、可愛くて捨てられないものはちょこっと使ってます。
    テーブルの上のブック型ケースには、ピアスやネックレスアクセサリーなどをやはり見えないように収納しています。

    収納内部を片づけるときはいったんすべてのものを出してから、視覚的に納得がいくように綺麗に収納容器をまず入れる。それから入れるべきものを収め、入らないものは捨てる。こうしないとどんどん押しこんじゃうのです。
    お部屋は目に入るもので出来上がる。だから常に見ていたいものだけで作りたい。面倒くさくたってやらなくっちゃって思える根本は「お洒落な空間が好き」ということ。だからクローゼット内にカラーボックスはあるけれど、100均容器は収納内部にはあるけれど、お部屋で見えるようには置きません。 ラベルもオリジナルで収納庫ごとに統一しています。

    私が家で一番好きな場所、仕事場・PCスペースにしている作りつけのデスクです。宿題をしたり、一緒にちょっとした実験をしたり、子供とワクワクする体験を共有できたらと思って作りました。お気に入りのポスターを飾り、吹き抜けから太陽の光がたくさん入ります。
    散らからない部屋をキープするために、行動におけるルールは2つだけ。
    @「とりあえず置き」の禁止 A子供の代わりに片付けない
    出したものの適切な帰る場所を作っておき、それを家族にきちんと伝えるだけ。本はここ、開けたらドアを閉める、これでお片付けは完了。ここまで伝えます。時間はかかるけど根気よく伝えたら自然にできるようになりました。

    キッチンでもバスルームでも、とにかくオブジェ以外の物が常に見える位置に置いてあるのが嫌なんです。だからバスルームも物の帰る場所を決めて設計してもらっています。収納庫の中も、容器を詰め替えたり、統一された収納ケースを使ってスッキリさせています。
    お店のお手洗いをイメージした「トイレしかないトイレ」。カバー類はついてると柔らかい空気がでるので使っていません。シャープさが家のそこかしこに溢れていてほしいのです。

    お庭は真っ白な床と壁のコンクリートに囲まれています。シンボルツリーとハーブを育てています。
    ゆったり過ごせるように、ソファーとパラソルを置きました。クッションは汚れが気になるので使う度にお家の中に撤収。収納はかさばるけれど汚れるよりいいかな。フカフカのソファーでゴロゴロしながらお酒を飲むのが大好きです。
    外の水道はお湯も出るようにしました。これお薦めです。上履きを洗う冬とか、夏の砂場帰りの足とか、ワンコを洗うときにも、外がお風呂みたいに使えて便利です。
    家の形も窓の形も均整がとれた四角いおうち。時々高圧洗浄機で真っ白に掃除すると、心も晴れる気がします。

    プロフィール

    • ■kakukakusirokuroさん(女性/30代/教育系)
    • ■建物の種類:一戸建て
    • ■築年数:8年
    • ■居住人数:4人
    • ■好きな家具・雑貨店:ボーコンセプト hhstyle.com  MOMA アクタス
    • ■この家の好きなところ:スイッチや幅木にいたるまですべてがメタルでできていて木製がどこにもないシャープさ 完成度の高い箱であること
    • ■この家の悩み:今のところなにもありません
    • ■HP:視覚houseごはん

    編集者コメント

    モノトーンなシンプルモダンインテリア、kakukakusirokuroさんのお部屋です。お子さんもいながらこの生活感の無さ、スタイリッシュさに驚きました。目に入るものすべてがインテリアを構成するとの考えから、ティシュなどの小物から、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電まで、生活用品はなるべく隠して、デザイン性の高いものだけを選ぶそうです。使う色は基本3色までが理想通りの空間にする秘訣だそう。kakukakusirokuroさんの思い描いた通りのシャープな雰囲気が伝わってきます。外見だけでなく、収納やパントリー内もとても美しいですね。オリジナルラベルも作成し、どの場所を眺めても、見た目スッキリが徹底されているのです。
    出し入れが面倒になったり、実際は散らかってしまうこともあるのでは・・・?と思うのですが、kakukakusirokuroさんにとってはこれが通常で、一番落ち着く状態とのこと。お子さんたちも、出したらしまい、扉を閉めるところまでが日常の動作のため、この状態が自然と維持できているそうです。
    根底にあるのは、「お洒落な空間が好き」という気持ち。普段の食卓風景も素敵ですね。kakukakusirokuroさんの前向きな姿勢や考え方に、私自身インテリアの意識改革が起こった気分になりました。

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