重なり合うマテリアルグラデーションの魅力を表現

今回は、ハンドメイド作家をしているRinrin-frenchさんのお部屋です。入居時に、格子窓やキッチンカウンターなどのリフォームを行ったこと。

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目次

    大好きなアンティークや手作り雑貨でフレンチシックなお家作りをしています。

    新築マンションを少しずつリフォームしながら自分好みのインテリアを目指しています。白、黒、グレーといった、モノトーンのグラデーションに、アンティーク家具や雑貨、そして自分でシャビーペイントした小物やフラワーアレンジをプラスして、シックで大人可愛いイメージを演出したいと思っています。

    憧れているのは 白い木枠の木製窓。そこに、ゆるりとリネンのカーテンが垂れているのも素敵だろうな。入居前はごく普通の引き戸のアルミサッシだったところに、折れ戸式の内窓を作ってもらいました。

    アンティークなガラスケース、上部はコレクションをディスプレイして、引き出しには実用的な収納を。
    2.5人掛けのソファはアクタスで購入。座り心地は抜群です。

    秋冬コーディネートしたディスプレイコーナー。アンティークの古紙や本のページを壁に貼って十字架をかけたり・・・。アンティークのカードは蛇腹になっているので広げてみました。100円均一のフレームを活用したガラス風の手作りショーケースも活躍しています。
    ここはお気に入りのアンティークたちをあれこれ集めた場所。アンティークなベージュ色に、焦げ茶、グレー、黒。紙、花、木、草、布、金属、毛、羽根、、、色んなマテリアルの醸し出すグラデーションに惹かれます。

    フランスで見つけられた1920年頃のダイニングテーブル。上質のオーク材とサイズ感が気に入りました。これまでどんな家庭のどんな生活を見てきたのだろう。素朴な表情なのに重厚でどっしりとした包容力を感じる、頼もしいテーブルです。
    優しくて温かな雰囲気を感じる、琥珀色をしたヨーロッパのアンティークランプをメインに、黒いねじりコードの裸電球2つを合わせています。アレンジで余った素材(雲竜柳)を飾ったりすることも。
    海外でよく見かけるような、壁にたくさん飾ったプレートは、実は紙製のパーティ皿を貼りつけたもの。色んなサイズで動きを出してみました。落下しても心配ないし、デザインもおしゃれでなかなか素敵。

    標準仕様は吊り戸棚でしたが、あえてたっぷり収納の道を捨て、オープンキッチンにしてもらいました。カウンターに古材の柱を取り付け、上の部分にフランス生まれの雨ガラスが入れました。光が反射してキラキラ。。。美しい眺めです? カウンター下の部分にも板をパネリングしてもらいました。ペイントは、キッチンなので白で、でもシャビーな感じに。これでキッチンをゆるやかに仕切りつつ、子供たちの様子見えます。ちょこっとグリーンを飾ったり。今はアンティークのアイアンを設置し、これもまた新鮮な眺めになっています。

    ここはお気に入りだけを集めたmyroom。入り口にはアンティークのドア(衝立)を置いてみました。レース、モノ、お花、、、いろんなものが重なる感じが好きです。
    小さな壁一面にのみ板壁を作ってもらいました。足場板を使った板壁、シャビーシックなペイントも気に入っています。
    ツルっとした木目のクローゼット扉が気に入らなかったので、Bibliotheque(図書館)と名付けられたフランスの壁紙をマスキングテープと両面テープで貼りました。デザイナークリストフ・コジエル氏によるもの。結構リアルでいいでしょう?その後、モールディングで縁取りもしました。嫌いだった場所が「大好き」に変化。この瞬間がたまりません。。

    トイレのインテリアだったら思いっきり遊んでもいいかしら?と、プチイメチェン。ペイントやモールディングを駆使して、ちょっとだけドラマティックに変更してみたらこんな感じになりました。
    壁紙はゴールドをセレクトしました。そして腰壁はホームセンターでカットしてもらったべニア板をモールディングをほどこしてからペイント。こげ茶を塗ってから、ホワイト、グレー、漆喰、ホワイト、、、と塗って味わいを出しました。粘土で小さなモチーフを作ってくっつけて漆喰を重ねて。。。今まで飾っていた雑貨も前より映えるような。憧れだった素敵なミラーも付けました。

    南側、奥行2mのベランダでガーデニングを楽しんでいます。タイルを貼り、板壁を立てました。壁の向こう側は洗濯物を干す場所になっています。洗濯物がリビングから見えないように工夫しました。
    白の板壁はやっぱり雑貨や植物が映えます。部屋も同じですが、どんなに小さなスペースでも自分好みの空間になると、自然と癒しや安らぎ、、、パワーを与えてくれますね。

    プロフィール

    • ■Rinrin-frenchさん(女性/40代/職業 主婦、時々ハンドメイド作家)
    • ■建物の種類:マンション
    • ■間取り:4LDK
    • ■築年数:2年
    • ■居住人数:4人
    • ■好きな家具・雑貨店:Reve Couture、Bizarre
    • ■この家の好きなところ:光が沢山降り注ぐ
    • ■この家の悩み:壁が少なくディスプレイする場所が限られる
    • ■HP:フレンチシックな家作り。Le petit chateau

    編集者コメント

    今回は、ハンドメイド作家をしているRinrin-frenchさんのお部屋です。入居時に、格子窓やキッチンカウンターなどのリフォームを行ったこと。そして、アンティークの品々やDIYなどによって、大好きな「フレンチシック」なお部屋作りを進めてきたそうです。光が作り出す陰影やシックな色合い、全体の醸し出す雰囲気に、まだ新築2年のマンションとは思えない味わい深さを感じます。

    ディスプレイできる壁が少ないのがお悩みとのことですが、壁紙や板壁、紙製のプレートを飾る・・・など、とても上手な壁使いをされている印象です。トイレの「ドラマティック」なリフォームも、素敵な壁紙、腰壁だと思いました。照明周りのアレンジも、それぞれイメージに合わせて工夫をされていますね。

    感情を揺さぶられるような、独特な世界観のあるディスプレイは、植物や紙、布、金属など様々な素材を合わせたグラデーションを楽しむことで生まれているそうです。身近にあるものを生かして、Rinrin-frenchさんらしく表現する。そんなアイデアと魅力にあふれたインテリアを、これからも注目していますね!

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