
いろいろな国の蚤の市やリサイクルショップで買った雑貨を中心とした、ジャンクでポップなインテリアです。家具は海外のヴィンテージもありますが、DIYで作ったり、骨董市で出会った日本のものも愛用しています。
ダイニングです。いつも座っているダイニングテーブルの横には、古いケビント(医療棚)を食器棚として置いています。物を取り出しやすく、お気に入りの器が揃っています。時々模様替えをして、のんびり眺めるだけで至福の時間です♪
我が家にはクロス類が沢山あります。テーブルクロス、エプロン、ティータオルなどなど。恐ろしくて数えられない程。
一応畳んで分類していますが、使っているうちにゴチャゴチャしてくるので、こちらも半年に一回くらい整理整頓してます♪ 大変だけど、お気に入りのものを眺めての作業は、とても楽しい時間です。
ダイニングテーブルは5年程前に自由が丘で購入。足のブルーとネコ足っぽい形が気に入りました。元はフランスの古いパン捏ね用のテーブルだったそう。天板をズラすと中に収納があります。そして、天板は広げると2倍の広さになるので、友人が来た時やクリスマス、お正月など料理が多い時に活用しています。
イスは大好きなアーコール(ERCOL)のウィンザーアームチェア(Windsor Armchair)です。
食事だけでなく、手芸やパソコンなどもここで作業する事が多いです。
テーブルクロスはインテリアの雰囲気を変えるのにとても便利なもの。買うと案外高いものなので、自分の気に入った生地を使って手作りをしています。慣れてしまえば簡単ですよ。
キッチン、女性にとっては秘密基地みたいなものですよね。家を建てる時には、収納をすべて計算して設計してもらった、こだわりの場所です。
写真のキッチンクロスのデザインは「ベングト&ロッタ」。デザイン名はキャンディ。
クロス一枚で部屋の雰囲気が変わる! 布一枚でも、インテリアに多大なる貢献をしてくれているのです。
ソファーは10年以上前にイデー(IDEE)で購入したLOVE-ITLOUNGE。正面から見るとハートマークみたいで可愛いんです♪ 当時のインテリアに合わせた明るいグリーンの生地だったので、カバーをオリジナルで作っちゃいました。
主に北欧のヴィンテージ食器を収納している棚。旅先の蚤の市やアンティークショップでコツコツと買い集めたお気に入りのものばかり。こちらも時々模様替えをして楽しんでいます。
我が家のインテリア雑貨はレトロで古い物が中心。棚の上の時計もそんなもののひとつ。ロンドンで暮らしていた頃に使っていましたが、帰国後は動かなくなり、近くの時計店で直してもらいました。チックタク、チックタク。心地よい音を立てて働いています。
アトリエコーナーです。日々増え続けている手芸用品はカゴや引き出しに収納しています。
部屋の雰囲気をすごく左右するカーテンは、取り替えるだけで簡単に模様替えが出来ちゃいます♪ このカーテンはまるでステンドグラスのよう。ちょっと色が暗めだけど不思議と暖かい雰囲気なんです。
デザイナーはCecillia Hall。スウェーデンのデパート、オーレンスのオリジナル生地です。ずーっと大事にとっておいたのですが、ついに鋏を入れました。しばらくはカーテンとして楽しんで、バックに仕立て直してもいいな!
1階の北欧風サニタリーです。スッキリ見せるため、水洗設備もシンプルなものに。照明は憧れの明かり、ルイスポールセン(louispoulsen)、バスタブはjaxson(ジャクソン)のものです。以前は南青山へ行くと、用も無いのにショールームを覗いてました。ここのバスタブは本当に美しい。一種の芸術品だと思う。
家具は古い日本の飾り棚や椅子を、ペンキで北欧ブルーに塗りました。
小さな椅子に置いてある大きめのタイルは北欧のヴィンテージで、4年ほど前に千葉の骨董屋さんで購入。ちょっと高くて迷ったけど、ブルーの色とレトロな図柄が気に入りました。
季節の良い時はドアを開け放して、この場所を思いきり楽しむ事にしています。
2階の小さなサニタリーは階段を上がった突き当りにあります。目立つ場所なので、気に入る洗面ボウルを求めて散々悩んだ場所。
選んだのは鋳物ホーロー製の洗面ボウル、壁のブルーのタイルと同じ色にしました。深くて濃い青、おフランスって感じでしょ?メーカーはコーラー(KOHLER)。支えているアイアン、水栓も同社製です。
キッチンシンク、一階の足つき洗面ボウル等もコーラーの物です。海外メーカーの為なのかサポートは微妙ですが、デザインはやっぱり素晴らしいのです。
ディスプレイしているペアの青いコンポート皿は、北京の骨董店で買ったもの。中国の古いガラスにも素敵な物が多いです。
トイレはほんの1帖弱のスペース。端材で作った青い棚と緑の棚、窓のスペースに小物を置いて楽しんでいます。
寝室です。照明はSabraのもの。独身の頃から「寝室の照明は絶対ここの」と決めていたものです。個性的なデザインが気に入っています。
ベッドカバーもいろいろと手作りしています。スウェーデンで購入したスティグ・リンドベリ(STIGLINDBERG)デザインのHerbarium(ハーバリウム)は、一目見て「絶対に寝室に合う!」と思った生地です。
犬のkipperは寝室を探検するのが大好き。ベッドがフカフカするのが楽しいのかな?
ハシゴの上は物置用のロフトがあります。壁掛けのフックにはコペンハーゲンの古着屋さんで購入したグレーの子供用ニットを。丁寧な編み込み模様が可愛らしいでしょ? 可愛い子供服で簡単にお部屋の模様替え♪ オススメです!
プロフィール
- ■kipper-mumさん(女性/40代/主婦)
- ■建物の種類:木造一戸建て
- ■間取り:3LDK+ロフト
- ■築年数:7年
- ■居住人数:2人とワンコ1匹
- ■好きな家具・雑貨店:新井薬師の骨董市
- ■この家の好きなところ:漆喰の壁と無垢材の建具
- ■この家の悩み:掃出し以外の全ての窓に面格子を付けたので窓ガラスと網戸の掃除が大変な事。
- ■HP:赤いキノコ手芸団
編集者コメント
今回は、木やカゴなど自然素材を基調としたkipper-mumさんのお部屋です。家具、照明、食器などは、ひとつひとつ厳選されたこだわりのものばかり。なかでも国内外から集めたレトロな品々は、カラフルで色鮮やかなファブリックと組み合わさり、ポップで温かな雰囲気を作り出していますね。北欧などいろいろな国を旅しているkipper-mumさんの感性が光っています。
インテリアでは、カーテンやテーブルクロス、ベッドカバーなど、たくさんの布モノを制作されているとのこと。大胆で個性的な色柄も、センス良く活かされています。特にアトリエコーナーのカーテンは落ち着きのある、印象深い色調でした。
キッチン部分での、「クロス一枚で部屋の雰囲気が変わる!」というkipper-mumさんの言葉。手作りは少しハードルが高い私にとって、名言だなぁと思いました! 寝室に子供服を飾ったり、ちょっとした工夫でインテリアの雰囲気が変化するのは面白いですね。
1階、2階のサニタリールームも目を引きました。清潔感がある中に細やかな遊び心もあり、使うたびにうれしい気持ちになることでしょう。ぬいぐるみみたいにカワイイ、犬のkipperくんの姿にも注目! つい目で追ってしまいます。それぞれのお部屋、コーナーを、まるで宝物を探すようにじっくりと楽しませてもらいました。