スタジオタイプの空間で新鮮な毎日を演出

建築設計事務所に勤務しているk-skさんのお部屋は、いわゆる「スタジオタイプ」という間仕切りをなくした広いワンルーム風の空間になっています。

Original.png?jp.co

目次

    テーマは非生活感。
    自宅にいながらHOTELライフの様な新鮮さが味わえたらと思い、なるべく生活観が出ないようにしています。
    NYにあるLibrary Hotelの様な天井までの本棚に憧れていました。引っ越したばかりで全然本が足りていませんが、これから徐々に仕上げていきたいと思っています。

    リビングです。
    スタジオタイプの大きなワンルームをイメージして、間仕切りやドアなどの仕切りを最大限に無くしました。実際は20帖程のスペースですがそれ以上に広く感じます。
    また5m以上の高さがある吹き抜けにあえて梁を入れる事によって、スピーカーや照明などを自然に設置できるよう工夫しました。
    まるでドラゴンボールの“ナメック星”に生えているような観葉植物。実はこれ『ウッド トピアリー』という人工観葉植物です。造花じゃなく本物の葉を使用していて、実際に生きています。今一番のお気に入りです。

    Barの雰囲気が好きで、よく色々なBarに行きます。自宅でも同じような雰囲気が楽しめればと思い探していたところ、カウンター用のオーク材が売っており、大工さんにお願いして急遽、追加で造ってもらいました。
    照明は調光が可能なので、場面に応じた明るさを楽しめます。
    ダイニングテーブルを置いていないため、朝食などの軽食もココで済ませることができ、とても重宝しています。

    ブログやインターネットをはじめ、職場で処理できなかった残務などをするための約2帖ほどの書斎スペース。 前面を格子付きの鏡張りにして圧迫感を与えないように工夫しました。

    ロータイプのステージベットに、ナイトテーブルだけを備えたベッドルームです。
    壁・天井を薄いパープルカラーのペンキ仕上げにして、心地よい空間となっています。あまり日本ではなじみの少ないペンキ仕上げですが、クロスとはまた違った温かみのある色合いが気に入っています。

    洗面カウンターを中心に右側にトイレ、左側にバスルームを配置したパウダールームです。仕切りがないオープンな空間にする事で、暗くなりがちな水周りが明るくなりました。
    トイレは洗面との目隠しにクリアのブロックタイルを使用し、採光を取り入れつつ落ち着いた個室を作ることができました。

    壁の一面にインパクトカラーをつかったトイレ。
    中央の写真は自然写真家のRico氏から頂いた作品で、和風のデザインを現代風にアレンジしたテイストになっています。外国人がイメージする“ジャパニーズアート”のような感覚が気に入っています。

    玄関には、壁一面の鏡を設置しました。この鏡はお店の試着室の様なドアになっていて、中にはシューズクロークがあります。
    風水上、玄関の正面に鏡があるのは良くないとのアドバイスにより、側面のみを鏡張りにしました。

    プロフィール

    • ■k-skさん(男性/30代/建築設計事務所勤務)
    • ■建物の種類:一戸建て
    • ■間取り:2LDK+W
    • ■築年数:6ヶ月
    • ■居住人数:1人
    • ■好きな家具・雑貨店:Cassina、in The ROOM
    • ■この部屋の好きなところ:生活感が無い所
    • ■この部屋の悩み:吹き抜けになっている為、空調効率が悪いです。
    • ■HP:Irie FM

    編集者コメント

    建築設計事務所に勤務しているk-skさんのお部屋は、いわゆる「スタジオタイプ」という間仕切りをなくした広いワンルーム風の空間になっています。
    天井まで5m以上もあるリビングは、視覚的にも開放感たっぷり。伝統的な日本家屋にあるような天井の梁も独特な雰囲気を感じます。また通常キッチンやダイニングに当たる部分をカウンターバーにしたのも、生活感を出さないようにというk-skさんの演出にマッチしていますね。
    本や映像を楽しみながらくつろげるリビングスペース、ドリンクを楽しむBarスペースなど、家にいながらお店のような気分になれるのが一番の魅力です。お友達が集まっても楽しめそうですし、なにより暮らす人自身が、毎日“遊びに帰る”新鮮な感覚が味わえそうですよね!
    各スペースは、いずれもk-skさんの明確なイメージに沿って作られています。そしてそのアイデアのほとんどを、ホテルやBar、試着室など住宅以外のところで得ているのが面白いですね。みなさんもこれからは外出先でよ〜く目を光らせていたら、新しいお部屋づくりのヒントに出合えるかもしれませんよ。

    clear

    カテゴリー