
我が家のリビング・ダイニングです。
珪藻土塗り、木部の塗装、ダウンライト等への交換、ドアノブやスウィッチカバーの交換などすべて自分たちで行い、築35年の木造住宅を快適空間に。お気に 入りのアンティークの雑貨などを配置し、のんびりくつろげるお気に入りの空間をつくりました。ソファを置かずに座椅子と文机を置き、家具などもできるだけ 低く配置することで、全体の圧迫感がなくなり、広く感じることができます。

リビングにはアンティークの文机を置いています。偶然通りかかった渋谷のアンティークショップでTsumaが一目ぼれ。翌日二人で見に行き、即決で購入。輪染みや汚れなど、その使い込まれた味わいと、脚部のデザインがとても気に入っています。
我が家で一番お気に入りスペースであるダイニング。夜はダウンライトでダイニングバーの雰囲気を味わいます。
アンティークのミルクボトルケースはワインラックとしてお気に入りのワインを収納。その上にはアンティークの真空管ラジオが鎮座しています。これは今でも現役で、とても暖かみのある音が出るんです。ここでのんびりするのが気持ちよくなり、外食の機会が減りました。
ダイニングの広さは決して充分とは言えませんが、自分たちで作り上げたスペースなのでとても気に入っています。
ダイニングテーブルとベンチは無垢の板を購入し、時間をかけて磨きあげ、オイルを塗布してDIYで作製しました。
テーブルの天板とベンチの座る部分は神代タモという木を使い、テーブルの脚はナラの木、ベンチの脚は桜の木を使っています。
手前の椅子はハンガリー製の椅子を購入しました。
この家の最大のこだわりは内壁のビニールクロスをすべてはがしてサメジマコーポレーションの珪藻土を自分たちで塗ったことです。
慣れないコテを使いながら、試行錯誤の連続でした。しかし、これによって家に対する愛着が非常に強くなりました。
ダイニングの壁のニッチは、珪藻土を塗る前に自分で壁をくりぬき作りました。ここにお気に入りのアンティークを飾るとダウンライトの明かりで影ができ、非常に雰囲気が出ます。
酒屋さんでもらってきたワインの箱をちょっと加工して新聞ケースにしています。
二つ折りにするとちょうどふた山入れることができ、一週間でちょうどいっぱいになるくらいです。DIYというには恥ずかしいですが、なかなかです。
ホームセンターで金具を買ってきて加工すると結構使えます。
お気に入りの小物達のファイヤーキング、アンティーク風ホテルフォン、タイ語の文字盤の時計、その前に並んでいるのはタイで購入した素焼きの像の置物です。
時計は一度ムーブメント(時計の心臓部分)が壊れてしまったのですが、100円ショップで買った置き時計のムーブメントを移植して再生させました。
プロフィール
- ■danna さん(30代/男性/会社員)
- ■木造一戸建て/2LDK
- ■築年数:35年
- ■東京都在住
- ■居住人数:3人
- ■この部屋の好きなところ:のんびりと落ち着ける
- ■この部屋の悩み:特になし
- HP:Sweet Chilli
編集者コメント
今回紹介するのは、素敵なミックススタイルのインテリアです。基本ベースは和風だけど、和モダンのテイストあり、ちょっとレトロなテイストあり、さらにワ イン箱やタイの電話機など、様々な雰囲気がミックスされています。いろんなテイストの物を組み合わせるのは、実はとっても難しいもの。でも、dannaさ んのお部屋は調和がとれて、とっても落ち着けるインテリアを作り出していますよね。
自分達で作ったと言う珪藻土の壁やニッチは、きっと愛着もひとしおでしょうね。そんな風に、少しずつ自分達の手で自分好みの家にしていく…それはとっても素敵なことですね。