【7】どんなシーンにも対応できる和室にするために
マイホームを建てるとき、和室を「つくる・つくらない」で悩まれる方も多いと思います。
各ご家庭のライフスタイル・建坪面積などにより、和室の有無は違ってきますが、 我が家は迷うことなく「和室は必要」派でした。 そんな我が家の和室について、今回はご紹介します。
大人数のお客様が集まりやすように確保した和室
リビングの隣に配置した多目的な和室
リビングに隣接した我が家の和室。
大人数のお客様にも対応できるよう、引き戸を全開すると和室とLDKとが一体となるような間取りにしました。
また、畳リビングで育った私は、畳の心地よさが忘れられず、和室を設けることに迷いはありませんでした。
畳の上にゴロンと寝転んで本を読んだり、お昼寝をしたり。
和室は家族全員の癒しの空間になっています。
和室を広く見せる工夫
開口部は出来るだけ大きく
リビングへと続く開口部は、可能な限り広くとりました。
温かい季節には和室の障子を全て全開したりして、玄関ホール・LDKと一体となった大空間を楽しんでいます。
収納扉はフラットに
和室の収納扉は襖ではなく、木目の扉を付けました。
スッキリ見えるように、扉には取っ手を付けていません。フラットな面が和室を広く見せてくれます。
収納スペースの下に空間を確保
収納スペースの下はあえて空間を確保し、そこに地窓を設けました。
僅かな空間ですが、これだけで和室がグンと広く見えます。
地窓のおかげで風の通り道も確保できて、一石二鳥です。
和モダンな雰囲気を作るためにしたこと
畳は琉球畳
和室を作るにあたり、譲れなかった「琉球畳」。
琉球畳を使えば、和モダンの雰囲気を手っ取り早く演出することができます。
縁がないので、一般的な畳に比べると部屋が広く見えるというメリットもありますが、縁がないゆえに、痛みやすく、価格も高いというデメリットもあります。
L字に敷いたフローリングと琉球畳を組み合わせることで、スタイリッシュな和室を目指しました。
障子はデザイン性のあるものに
和室の障子は、建具屋さんに好みのデザインを伝えてオーダーで作って頂きました。
リビングに隣接する障子は、大きな1枚もの。
和室からだけでなく、リビングからの眺めも印象づけるものとなりました。
来客時、そして将来のために収納を考える
押し入れの中にハンガポールを設置
お客様の寝室でもある和室。
収納スペースの一角は、ハンガーポールを設置してお客様用の荷物置き場としています。
来客時にアタフタしないために、ハンガーは常に常備、お泊りセットもこちらに用意しています。
将来ここを個室として使うことになった場合にも、そのままクローゼットとして使用できます。
収納の一部は、将来の仏間スペース
収納の一部は、将来仏間としても使用できるよう、中にコンセントを設置しました。
扉は将来開けっぱなしになる可能性もあるので、こちらだけ折れ戸にしています。
最後に・・・
我が家にとって、和室は家族の癒しの空間であると共に、お客様をお招きする場所。
そんな和室を日常的に使用できるよう、リビングの隣に和室を設けてLDKと一体となった空間を楽しんでいます。
リビングと調和した和モダン空間を演出するため、琉球畳やデザイン性のある障子を取り入れました。
和室をつくる場合には使用目的を明確にし、場所・広さ・収納量・将来の事も熟考し、「放置された和室」・「納戸と化した和室」にならないように計画してほしいなと思います。
Na〜さん プロフィール
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- 北欧×和な空間を楽しめる家づくりを目指す、人気インテリアブロガー。 整理収納アドバイザー1級のノウハウを活かし、モノを上手に隠しながらも、ノンストレスな暮らしを追求しています。
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