
来客が必ず目にするエントランススペース。
小さな家であっても、ここは少しこだわりを見せたい空間です。建物の延べ床面積に対して、ほんの少しだけゆとりのある、広さ約4帖分のスペース。 三和土部分2帖、床上部分2帖。
そして三和土から南方向へと視線を移すと、正面はライトウェル(光の井戸)。
ライトウェルは、中庭と呼ぶにはあまりに小さな4.5帖のスペース。光を享受する為にある、まさに光の井戸。
大きなガラス越しに、あふれる光を目にすることができます。

ライトウェルに接して設けた階段は、ストリップ階段とし、ライトウェルに対しては1・2階共にはき出し窓を採用。
有効幅800mm程の廊下幅が2倍に増えるのみならず、ライトウェルへの視界が開けている事による視覚的な錯覚のおかげで、更に広く感じられます。
階段下スペースには、オブジェ感覚で椅子(LC1)を置いていますが、夏、お風呂上りにここに座って、心地よい風を感じながら、 冷たいものを飲むのは、気持ちの良いひとときです。
気が付くと集まってしまっていたLEGOブロック。LEGOを飾るために用意したエレクタ−も満杯になったので、こんなところにディスプレイ。
実はこの棚、別の目的で設置したものです。リビングが完全に吹き抜けになっていますが、冬の暖房効率を考えると、ここには蓋をしたいところ。そこで、梁上 に渡す根太を用意し、その上にポリカーボネートパネル等で簡易の天井を冬場のみ使用する予定でしたが、実際には必要なく、根太を集めて並べ、ディスプレイ 用として転用しています。
もうずっと前から欲しかったけれどあまりの高価さに諦めていたLC2購入。カウチとソファーでリビングは狭くなってしまったけれど、家族揃って嬉しくて仕方ありません。イサム・ノグチのテーブルとの相性もばっちり。気に入ったモノに囲まれて、とっても満足です!
わずか3帖の和室。床の間、吊押入れ部分を含めても4帖半しかありません。
開口部につけたのれん調スクリーンは手作りのモノ。あくまでも軽く、風にあおられ、外への視線を軽く遮るには、これが最適です。また、薄紅と茜色の2色を使い、この濃さの違いにより、視線の遮断の度合いを感じます。
子供部屋です。
子供部屋のいちばんの条件は、リビングから子供室内の気配を感じ取れる配置でした。
リビング上部を吹き抜けにしたことと、玄関から自室に至るまでの動線上に浴室以外の全室を配置した為、家中どこに居ても子供の出入りを把握できるようになりました。
基本的にキッチンは白・黒・ステンレス・透明ガラス(アクセントカラーとして赤)でまとめたいので、ガスオーブンはメタルシェルフに設置。
扉がステンレス製冷蔵庫の横にもメタルシェルフを設置し、見える収納部分も全体的にすっきりとまとめました。 シェルフ下にはステンレス製のゴミ箱を設置。内部が2つに分かれているので、燃えるゴミとプラスチックゴミを分けることが出来、見た目だけでなく機能的です。
プロフィール
- ■marpleさん(40代/女性)
- ■一戸建て/3LDK+2S(納戸)
- ■築年数:8年
- ■奈良県在住
- ■居住人数:3人
- ■好きな家具・雑貨店:カッシーナ・イクスシー、アクタス
- ■この部屋の好きなところ:明るく開放感があり、風がここちよく通り抜けるプラン
- ■HP:「おうち好きの毎日」
編集者コメント
明るい光が溢れているmarpleさんのお部屋です。特にエントランスがとても明るくて広々としているのが魅力的!光の井戸、素敵な響きですね〜。階段下のくつろぎの空間は、うらやましい限りです。 お気に入りの椅子に座ってのんびりできるなら、なおさら快適に過ごせそうですね!家具のチョイスや、和室の手作りのスクリーン、吹き抜けを利用したディスプレイなどにも、marpleさんのセンスが光ります!