【布団】もう悩まない!布団収納のチェックポイント
布団を敷いて寝る派?それともベッド派? 就寝スタイルによって、布団の種類や数などが家庭によって異なります。また、その布団のためには大きな収納場所が必要になるので、住宅事情にも左右されがち。
近ごろは押入れがないという家が増えていて、クローゼットや物入れではしまいにくいと悩んでいる人が少なくありません。 布団をどんなふうにしまっていますか?今の方法を見直して、解決の糸口をつかみましょう。
1.季節外の布団はコンパクトにまとめる
布団は、上手にたたんでもかさ張るので、収納スペースの多くを使い果たしてしまいます。場所をとらずにすむように、かさを減らすには布団用圧縮袋を使うと簡単です。圧縮すると薄くて硬い板状になり、重ねるだけではなく立て掛けることもできるので、収納スペースの事情に合わせやすくなります。
大切に使っている羽毛布団を傷めたくないというときには、圧縮袋を使わなくても空気を抜きながら折りたたむことで、小さなサイズにまで縮めることができます。たたんだら膨らんでこないように、ファスナーでしっかりとじられる布団用ケースに入れて収納しましょう。軽いので高い場所にしまっても大丈夫です。

倒れないように突っ張り棒で押さえます
毛布やタオルケットは圧縮袋を使って、何枚かまとめて収納ケースに入れておいてもよいでしょう。薄い掛け布団は、敷物をまとめる要領で、クルクル丸めてまとめる方法でもOK。巻いてロール状にしたらヒモやテープでまとめておけば、奥行きのない物入れ(納戸)や押入れクローゼットでも、横に寝かせたり縦に立てたりして収納できます。
押し入れやクローゼット収納がない場合、ベッド下の空きスペースを使って、季節外の布団を収納するアイデアもひとつ。その場合は、湿気がこもりやすいので、ときどきベッド下から布団を出して、風を通しておきましょう。
- ★今すぐできること
- ・寿命を点検する(真綿布団の寿命は10年程度、羽毛・羊毛布団はへたってきたら交換というのが目安)
・客布団の使用頻度をチェックして、ほとんど使わないなら処分。貸布団の利用法を調べてみる
・布団の捨て方は自治体の規則を調べておく
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衣類も布団もラクラク圧縮ボックス
「衣類も布団もラクラク圧縮ボックス」は、布団圧縮袋と収納ケースが一体になった便利な収納アイテムです。圧縮した布団の形が定まるので、上に積み重ねができます!
ご自宅の掃除機を使って圧縮。ケースに収めるように少しずつ圧縮していきます。最後にベルトを止めれば、収納したものがふくらんでくる心配もありません。
完全に圧縮することで、寝具や衣類のカビ防止・防虫にもつながります。
サイズ展開は3種類!ご自宅の寝具や衣類に合わせて選んでみてください。
布団圧縮袋 レギュラーサイズはこちら
幅75cm×奥行き40cm×高さ30cm
布団圧縮袋 ワイドサイズはこちら
幅80cm×奥行き75cm×高さ20cm
2.室内での収納はすっきりまとめる
住まいの事情によっては、日常使いの布団をしまうスペースがないということがあります。そんなときには、考え方を切り替えて室内で収納する方法を考えましょう。
室内で収納するアイデアとして例えば、敷き布団と掛け布団をたたんで、部屋の隅にまとめたら、上から布でスッポリとくるみます。マルチカバーなど、大判サイズの綺麗な布を使えば大丈夫。中身が布団だと思われても、見た目にきちんとしていれば差支えはありません。季節外の布団であれば、ソファのような使い方をしてみてはいかがでしょう。お気に入りのファブリックを使えば、おしゃれソファに大変身。専用の布製収納ケースに布団を入れるだけで、部屋に新たな家具が加わったように見えます。
- ★今すぐできること
- ・だらしない部屋に見えないように、布団以外の脱いだ寝間着などをしまう場所を見つける
・布団をくるむ布や収納ケースを選ぶ際には、目立ちすぎないようにアイボリーやベージュ系の色味にする
・きちんと掃除して、こざっぱりとした部屋にする
3.布団収納にはすのこで湿気対策を

湿気の多い場所にしまう場合には、除湿の対策が必要です。例えば、すのこを床に敷いて壁には立てかけるといったアイデア方法をとると、布団が床や壁に直接触れることがなくなり、空気の層があることで湿気がこもりにくくなります。
また、収納スペースの奥には除湿剤を置いて、水が溜まったら取り替えるというアイデアも有効です。さらに、収納扉を開けて、扇風機で収納内に風を送るか、除湿機で強制的に湿気を取るといったことを時々やっておくとよいでしょう。
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湿気が気になるのは、梅雨時と夏場だけとは限りません。加湿器を使う部屋では、冬でも湿度が上がります。湿気やすい場所に埃が溜まるとカビやすいので、季節布団を入れ替えるときには、布団を全部出して掃除をすることも忘れずに。
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収納スペースにたくさん詰め込むと湿気がこもるので、押入れやクローゼット容量の8割程度までになるように、モノの量を減らすように心掛けましょう。
- ★今すぐできること
- ・収納スペースの床や壁にカビがある場合は、カビを除去する
・日常使いの布団をしまう場合は、起床後1時間くらいおいて湿気を飛ばしてからしまう
・客布団は、しまいっ放しにせずに時々日に干しておく
季節によって布団を使い分けていると、収納場所もそれなりに必要です。でも、使っていない毛布や夏掛けなどが少しでも減らせたら、スペースに余裕が生まれます。本当に必要なモノだけを持つようにして、入れ替えのしやすい収納を目指しましょう。
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高さ17cmの低いスペースにも入るサイズで、ベッド下の空間を有効活用出来ます。
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すのこを壁に敷いて、押入れやクローゼットの湿気対策に有効的。
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ふとんをかぶせてボタンを押すだけでふかふかのあったかふとんが完成♪もちろん湿気とばしにも活躍します。
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吸引+たたきでアレル物質を撃退。吸引と同時に温風でふとんをふっくら温めて、ダニが繁殖しにくい環境を作ります。
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プロフィール
すはらひろこ (片づくおうちプランナー)
一級建築士、インテリアコーディネーター
株式会社アビタ・クエスト代表取締役
共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のビフォアアフター企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK総合「あさイチ」ほかテレビ・ラジオ出演や講演、著書など多数。
総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。
著書:『1分からはじめるかたづけ術』(だいわ文庫)
『朝、着る服に迷わないハッピー収納術』(大和書房)
ほか
