圧迫感を抑えた子供部屋に変身


<A様のプロフィール>
- 住居形態:
- マンション
- 家族構成:
- 4人家族
- 困っている場所:
- 子供部屋
子供部屋を有効的に活用しようとロフトベッドを設置してみたけれど、子供の成長と共にモノが増えて窮屈な空間になっている・・・とお悩みのA様のお宅に訪問!
果たして窮屈さを感じにくい子供部屋になったのでしょうか?
A様のお悩み
子供部屋が狭かったので、ロフトベッドを置いて縦の空間を有効的に使おうと思いました。
けれど子供の成長と共に窮屈な空間となり、デスクでの勉強も集中できないようです。お部屋にいる時間も減り、心地よい就寝スペースも確保できていません。
また家具の色を揃えたり、レイアウトを変えたりしたいけれど、きっと無理かなあと諦めています。
まずは問題点からみていきましょう!

収納達人の分析 問題点
- ・快眠を得られやすくするためにロフトベッドの高さを低くすると、学習スペースが窮屈になってしまう。
- ・ロフトベッド下に制服や普段着などを収納しているが、収納用品が適していないため乱雑に見える。
- ・洋服の整理整頓が進んでいない。
- ・ドアの前にチェストを置いているため、ドアを全開できず動線も効率悪い。
- ・使いづらい収納家具を使っているため、片づけ意欲の低下につながる。

問題を踏まえて、子供部屋で勉強に集中できて快眠も得られる空間になるように考えていきます!
対策
- ベッドの高さを低くして快眠を得られるスペースを作る。ベッド下は狭いスペースになるため、学習デスクを手放す。
- ベッド下には、収納アイテムを統一し、出し入れしやすい引き出しに洋服を収納。
- 引き出し収納に入るだけの洋服に厳選する。
- 学習用具はボックス収納を活用する。
- レイアウトを変更し、ドアの開閉をスムーズにさせる。

今回使うアイテムは・・・
学習用具をスッキリ収納!
カラーボックス 3段 CX-3 ブラウン

引き出しの出し入れスムーズ。片づけ意欲もUP!
ウッドトップチェスト 4段 HG-554

スリムタイプなので、ドアの開閉がスムーズに改善!
ウッドトップチェスト 7段 HG-327
対策に基づいてどんなものを作るかシュミレーションします!

C棚板と側面板を垂直にして組み立てる。
ポイント
- 棚板と側面板を垂直に合わせて、すべてのネジを仮留めし、片寄りを直してからしっかりと締めていくとバランス良く留まります。真ん中から仮留めすると留めやすいですよ!

D背板をはめ込む。
ポイント
- 棚板のネジ留めが終わったら、背板を溝にはめ込み安定させネジ留めをします。もうひとつのボックスも、同じ手順で組み立てる。

【カラーボックス引き出しの組み立て手順】
Eレールボードを取り付ける。

F引き出しを組み立てる。
ポイント
- ネジは使わず、ダボ穴に付属の木工ボンドをつけて組立てましょう。引き出し前面のつまみを最初に取り付けると組み立てやすいです。

Gウッドトップチェストは組み立ていらず!
ポイント
- 箱から出して、そのまますぐに使えます。設置もらくらく。
圧迫感を抑えた子供部屋に変身


レイアウトをチェンジ!
落ち着く子供部屋に変身
実際に収納してみると・・・

\ロフトベッド上の空間UP!ベッド下の洋服収納もスッキリ/

\学習用具もスッキリ配置!ぬいぐるみを並べて癒しコーナーとしても/

ビフォーアフター
収納達人が教える!解決テクニック

決して広いとは言えない子供部屋で、ロフトベッドを使ってスペースを工夫されていましたが、ドアの開閉がスムーズにできなかったり、圧迫感を感じやすかったりと問題を抱えていました。
そこで勉強も部活も全力で頑張りたいA様に快適な空間を手に入れて頂くために、レイアウトを変更したり、使いやすいチェスト・カラーボックスといった収納用品を活用した提案にしました。
たくさんのモノに囲まれて、圧迫感があると集中力も低下しやすいので、モノを極力減らし、白い収納アイテムなどに色を統一して圧迫感を抑えた空間にしました。
お客様の感想
狭いお部屋だと思って諦めていましたが、思いきってレイアウトを変更したら、とても快適になりました。勉強用具、部活動で使う用具の他に、洋服が何処に入っているかも、わかりやすくなりました。
またスリムタイプのチェストは、見た目と違って収納力もあるので、部活で使うたくさんのタオルもスッキリしまえます!カラーボックスにキャスターを付けたことで、動かすのもスムーズなので、模様替えも簡単にできそうで楽しみです。
またベッドを低くした事で、快眠はもちろん、シーツなどの洗い物も交換しやすくなりました。また低めのデスクを置いて、勉強スペースも確保する予定です。
編集部より
模様替えをきっかけに、大掃除や今回のようにレイアウト変更につながることがあります。
どんなお部屋にしたいかをしっかりイメージして、そのためにどうしたらよいか?を考えると、実現へのヒントが見えて来ます。
色を整え、レイアウトを変更したことで、狭いと思っていたお部屋に広がりが生まれたのは、心理的効果が大きいですね。自分のお部屋が大好きになれば、きっと目標とする学習や部活動も前向きになれること間違いなしです。
使用アイテム
アドバイザープロフィール

菅原 まき子
整理収納アドバイザー。ルームスタイリスト・プロ。仙台暮らしのスタリスト Maki Style 主宰。
「eco styleな暮らしは整理収納から」をテーマに、仙台市を中心に、社会学級や市民大学講座など、生涯学習の場で講座開催。お片づけや模様替えに関するセミナーや、ご自宅に伺って、ゆるりとふわりと楽しみながら、自分スタイルの暮らしのカタチを見つめるお手伝いをしています。地元FMラジオや関西テレビ「よ〜いドン!サンデー」のコーナーに出演など。
ウェブサイト
- Blog:仙台暮らしのスタイリスト
- HP:仙台暮らしのスタリスト Maki Style
菅原まき子