寝室
和室でのインテリアについて教えてください!
/東京都 kafkaさん
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- お悩み
DATA
■住居形態 | 賃貸アパート |
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■同居人数 | 大人:2人 |
子供:1人 | |
■困っている場所 | 寝室 |
全室フローリングの家から、和室のある家へ引っ越しました。和室を寝室として利用することになったのですが、和室にべッドを置いているため、何だかちぐはぐな感じがします。
また、押入れに入りきらなかったものを置いてしまってるせいで、ごちゃごちゃとした印象です。
どのようにすれば、ごちゃごちゃせず、和室に合ったインテリアにできますか?
point1ごちゃごちゃ解消策:1
第一印象を大切に
部屋の印象を決めるのは、部屋に入った瞬間。自然と目が行く入り口の正面はスッキリ見えるよう、心がけましょう。
そのためにも、まず、入り口から正面に見える窓辺に吊るした服を片付けます。
ここに服がたくさんあると、いくら他を片付けてもスッキリと見えません。
そこで、入り口からは死角になる、右手押入れの手前に収納しましょう。
頻繁に着る服を押入れにしまうと、着る機会が減ってしまいますので、部屋の中できちんと収納できる道具を選びましょう。
【ポイント!】
ハンガーに掛けた服を吊るせるハンガーと、たたんだ服をしまう引出しがセットになったラックを使えば、
脱いだ服を手早く片付けたり、着たい服をすぐに取り出すことができます。
また、今回は押入れ前ですので、移動しやすいキャスター付きがオススメです。
隣に姿見を置くと、着替えは一通りこのスペースでできますし、部屋も広く見えます。
もし、収納スペースが足りない場合は、シーズンオフの衣類やアルバムなどを収納ケースにしまって、
ベッド下で保管するというのも一つの手です。
服がスッキリ片付いたところで、次に家具の配置に取り掛かりましょう。
point2ごちゃごちゃ解消策:2
ベッドを中心とした機能的な家具配置
寝室の使い方を左右するのがベッドの配置です。
今回は、縦長の部屋の形状に沿った配置になっているので、ベッドは向きはこのままで、他の家具の配置を変えます。
テーブルをベッドのサイドテーブルにしましょう。
このテーブルには、パジャマや読みかけの本、テーブルランプなどを置くと実用的な使い方ができます。
デスクは、ベッドの対面の窓から光があたる位置に配置すると、お化粧をしたり、書き物をするのに便利です。
このように、家具配置を実用的に変えるだけでなく、まとまった床面が見えることで、視覚的な広がりがあり
実際の部屋より広々とした印象になります。
部屋がスッキリとなったところで、最後にちぐはぐに感じるインテリアに取り掛かりましょう。
point3
和室を「洋風」にまとめるコツ
この部屋は和室ですが、壁はクロス張り、窓辺にはカーテンレールがついているので、「和風」に限定しなくても「洋風」にまとめることができます。
インテリアを上手にまとめるには、ラグとカーテンがポイントになります。
特に、ベッドの濃茶と、布団カバーのグリーンに合う、インテリアアイテムを選んでみましょう。
床にはベージュ系のラグを置き、窓辺にはヒダのないプレーンシェードと呼ばれるスタイルのカーテンで、北欧の植物柄を合わせると、ベッド廻りと馴染みやすくなります。
また、張り地がグリーンのスツールを一つ加えることで、カーテンとベッドカバーをつなげる役割を果たしてくれます。
このスツールなら、「座る」という本来の目的以外に、目覚まし時計を置くサイドテーブルとしても使えます。
さらにインテリアのアクセントとして、ブルー系かオレンジ系のクッションなどを加えてみましょう。
室内の整理整頓ができると、インテリアに色や柄をプラスして、これまでとは違ったイメージの部屋づくりができます。
是非、チャレンジしてみてくださいね。
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すはらひろこ
(住空間デザイナー )一級建築士、インテリアコーディネーター。
株式会社アビタ・クエスト代表取締役。共働き経験をいかした収納術とおしゃれなインテリアで、雑誌のBefoe After企画でも活躍。 TV東京TVチャンピオン【お部屋リフォーム王】、TBS系「王様のブランチ」、NHK教育「住まい自分流」ほかテレビ・ラジオ出演や講演など多数。
総合情報サイト【オールアバウト】で収納ガイドを務め、連載記事は幅広い読者層に好評。