扉を開けてもモノが倒れてこない収納に変身


<I様のプロフィール>
- 住居形態:
- マンション
- 家族構成:
- 5人家族(子供3人)
- 困っている場所:
- 廊下の収納庫
毎日使う掃除機も、1年に数回しか使わないキャンプ用品も出し入れしやすく収納したい!と希望のI様のお宅に訪問!引越し時に、簡易的に作った棚にアウトドア用品などを適当に収納していたら、いつの間にかモノが増え時が経ち・・・。果たしてI様の願うモノを出し入れしやすく、見た目もスッキリな空間になったのでしょうか?
I様のお悩み
年に数回しか使わないキャンプ用品が取り出しにくく、よく使う掃除機も押し込んで収納しているので、出し入れしやすい収納にしたいです。見た目もごちゃごちゃなのも気になっています。
まずは問題点からみていきましょう!

収納達人の分析 問題点
- ・モノが山積みになっているので、出し入れしにくい。
- ・スペースを有効活用できていない。
- ・使用頻度の高い掃除機の定位置がないので、掃除の気分も上がりにくくなってしまう。

問題を踏まえて使い勝手もよく、見た目もスッキリ収納になるように考えていきます!
対策
- 収納庫に入っているモノをカテゴリーごとに分けて、適したサイズのケースやカゴに収納する。
- ラックを手前スペースと奥スペースの前後に置く。手前のラックにはキャスターを取り付けて、奥にしまったモノを取り出しやすくする。
- 掃除機はラックの隙間に定位置化。

今回使うアイテムは・・・
メタルミニシリーズのパーツを組み合わせて、I様家の収納庫にぴったりサイズのラックを組み立てます。
メタルミニ棚板 MTO-9040T

掃除機が倒れないように、フックに掛けて固定します。
メタルラックフック MR-12F

カテゴリーごとに分けたモノをコンテナに収納して、出し入れも見た目もベストな状態に。
バックルコンテナ BL-21
対策に基づいてどんなものを作るかシュミレーションします!

Bパーツの確認をする。
ポイント
- 梱包されていたダンボールの上で組み立て作業をします。特にメタルラックは重たいので、床で作業すると傷をつけてしまうことも。

Cパーツから取り付ける。
ポイント
- ラックを組み立てる前に三角アジャスタ―を取り付けます。※組み立て後に取り付けると、大きなラックほど持ち上げる手間が発生し、1人では取り付けにくくなる可能性があります。

D奥スペースに置くラックから組み立てる。
ポイント
- サイドラックを取り付けて安定させます。

E棚板の高さを確認する。
ポイント
- 実際に収納するモノを置くと、棚の位置を決めやすくなります。

F手前スペースに置くラックにもパーツを取り付ける。
ポイント
- キャスターを取り付けます。ネジ留めするだけで簡単に取り付けられますよ。

G土台から組み立てる。
ポイント
- キャスター付きのメタルラックを組み立てる時は、横に寝かせた状態で一番下の棚板から取り付けていくと作業がしやすくなります。
扉を開けてもモノが倒れてこない収納に変身


収納場所が一目瞭然で家族も大助かり!
アウトドア用品がスッキリ収まる
実際に収納してみると・・・

\奥のスペースを有効活用!何がどこにあるか一目でわかる収納に/

\手前スペースには、キャスター付きのラックを置いて移動らくらく!/

ビフォーアフター
収納達人が教える!解決テクニック

収納用品などのモノが、とりあえず収納庫に積まれていたのでスペースを有効活用するために、メタルラックを活用したプランを提案しました。
モノを収納するために、『とりあえず棚を購入したりDIYしたりする』というよりも、『何をどう収納したいか』ということを、収納
する前にきちんと考えることが大切です。そうすることで、収納庫内でどんなサイズの棚を使うのか、どう置くかもみえてきます。
引越し直後は、とりあえずモノを収納することに意識してしまいがちですが、落ち着いたら今の収納と向き合うことが大切です。
お客様の感想
引越し時に簡易的に作った棚に、適当に収納していたキャンプ用品などを収納していました。収納庫の扉を開けたときに、銀色のマットが倒れ掛かってくることもありました。
今回、この収納庫に2列に並べて棚が置けるなんて驚きでした!おかげで、どこに何があるかを家族みんなが把握しやすくなりました。また、キャンプ時の用途に合わせてカテゴリーごとにコンテナに収納したことで、出し入れしやすくなり、忘れ物もなくなりそうです。
編集部より
掃除機のように使用頻度の高いモノや、キャンプ用品のように年に数回しか使わないモノを同じスペース内に収納するときは、使用頻度に合わせてモノを収納しましょう。その場合、奥には使用頻度の低いモノを、手前には使用頻度の高いモノを収納しましょう。奥と手前のスペースで2分割すると使い勝手が増しますよ。スペースが限られているからこそ最大限有効活用して、モノの定位置を決めましょう。
またこの先モノが増える場合は、モノを増やす前にスペースに収まるかどうか、使わないモノがないか見直すことも大切ですよ。
使用アイテム
アドバイザープロフィール

石原 沙耶香
整理収納アドバイザー。ルームスタイリスト2級。TCマスターカラーセラピスト。
大阪・北摂など関西を中心に整理収納のセミナーや出張セミナー、お片づけ訪問などで活躍中。2児の育児を通して学んだことを活かして、子ども向けのお片づけ方法やお子さんの自立に向けてのお手伝いの情報を発信しています。
石原沙耶香