子供が自分で身支度できる押入れ収納

今回は、お子さん自身で朝の身支度ができるようになって欲しいと願うT様のお宅に訪問!引き出しが重くて、高さがあるので出し入れしにくいそうです。またお母さんの趣味の手芸グッズも、取り出しにくいそうです。果たしてお子さん自身で朝の身支度ができて、手芸グッズも取り出しやすい押入れになるでしょうか?

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目次

    子供が自分で身支度できる押入れ収納

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    <T様のプロフィール>

    住居形態:
    マンション
    家族構成:
    4人家族(お子さま2人)
    困っている場所:

    和室の押し入れ

    今回は、お子さん自身で朝の身支度ができるようになって欲しいと願うT様のお宅に訪問!引き出しが重くて、高さがあるので出し入れしにくいそうです。 またお母さんの趣味の手芸グッズも、取り出しにくいそうです。果たしてお子さん自身で朝の身支度ができて、手芸グッズも取り出しやすい押入れになるでしょうか?

    大原 友美 収納達人
    大原 友美

    T様のお悩み

    押入れで使っている引き出し収納に、たくさんのモノを詰め込んでいるので開け閉めしづらく、高さもあるので子供1人では洋服を取り出せません。いつも私(ママ)が子供の洋服などを準備しています。また趣味の手芸の材料・道具が散在して収納しているので、わかりやすい収納にしたいです。

    お悩み解決スタート

    まずは問題点からみていきましょう!

    収納達人の分析 問題点
    • ・お子さんのモノを押入れの中段スペースに収納するのは、お子さんの背丈と高さが適していない。
    • ・どこに何が収納されているか、わかりにくいため、お子さん1人では準備しにくい。
    • ・手芸などの小さいモノを、大きな引き出しに収納するのは不向き。
    大原 友美さん

    問題を踏まえて、お子さん1人で朝の身支度ができる仕組みを作ることと、お母さんの手芸用品も取り出しやすいように考えていきます!

    対策

    • お子さんの背丈にあった収納ボックス・収納スペースを考える。
    • 収納しているモノがわかるように、引き出しごとにラベルを貼る。
    • お子さんでも簡単に開け閉めできる収納を使う。
    • 手芸・道具をしまいこまずに、ワンアクションで取り出せる仕組みを作る。
    ロングチェスト 3段

    今回使うアイテムは・・・

    お子さんでも引き出しを開け閉めしめしやすい金属レール搭載。
    ウッドトップチェスト

    インナーボックス

    お子さんの背丈に合った収納で、お片づけしたくなる!
    スタックボックス扉付き

    カラー編みバスケット【浅型】

    手芸や道具を1カ所に収納して管理しやすく!
    カラーボックス

    対策に基づいてどんなものを作るかシュミレーションします!

    寸法を測る。

    @寸法を測る。

    収納したい場所の幅・奥行・高さを測ります。

    ポイント
    • 寸法を測る時は扉付き収納の場合、扉の内側にある蝶番から寸法を測りましょう。

    A図を描いて全体を把握する。

    方向性・イメージが固まったら、具体的な設計図を書きます。

    ポイント
    • 収納ケースに何を入れるかも書いておきましょう。

    組み立てスタート

    カラーボックスのパーツを確認する。

    【カラーボックスの組み立て手順】
    Bカラーボックスのパーツを確認する。

    ポイント
    • 開梱後、カラーボックスの全パーツがあるか確認します。
    C棚板と側面板を垂直にして組み立てる

    C棚板と側面板を垂直にして組み立てる。

    ポイント
    • 棚板と側面板を垂直に合わせて、ネジ留めします。
    天板と横板を垂直に組み合わせる。

    【スタックボックスの組み立て手順】
    D天板と横板を垂直に組み合わせる。

    ポイント
    • スタックボックスも、パーツの確認をしてから組み立てます。電動ドライバーを使えば、簡単に組み立てられます。
    付属のビスで固定。

    E付属のビスで固定。

    ポイント
    • 今回はボックスを積み重ねて使うので、付属のビスでボックス同士がずれないように固定します。簡単に取り付けられます。
    ウッドトップチェストは組み立ていらず!

    Fウッドトップチェストは組み立ていらず!

    ポイント
    • ウッドトップチェストは箱から出して、そのまますぐに使えます。

    子供が自分で身支度できる押入れ収納

    after 収納スペースが倍増!生活感を抑えたダイニングスペースに

    子供1人で朝の身支度コンプリート!

    子供1人で朝の身支度コンプリート!

    実際に収納してみると・・・

    実際に収納してみると・・・

    押入れの扉を開けば、お母さんの趣味の手芸の世界が広がる

    BOXでそれぞれのゾーンを明確に。自分のモノは自分で管理できる収納ラックが完成
    • 子供1人で朝の身支度コンプリート!

      @押入れ中段の奥には、お母さんの手芸用品をカラーボックスに収納。毎日使うわけではないので奥に収納。
      柄や素材などが、押入れの扉を開ければズラッと並ぶ。いつでも眺めることができて、使いたい時にすぐに布を取り出せられるように収納。

    • 子供1人で朝の身支度コンプリート!

      A押入れ中段の手前には、よく使うものをフラップボックスに収納。

    押入れ横に、お子さん専用のスペースを作ることで身支度やるきUP!

    お子さん専用のスペースを作ることで、身支度やるきUP!
    • お子さん専用のスペースを作ることで、身支度やるきUP!

      Bウッドトップチェストには、引き出し1段で全身コーディネートができるように収納。シャツ・パンツなどたくさんのアイテムがある分、カゴを使ってカテゴリー分け。

    • お子さん専用のスペースを作ることで、身支度やるきUP!

      引き出しが軽いので、お子さんでも簡単に開け閉めできる。

    • お子さん専用のスペースを作ることで、身支度やるきUP!

      Cスタックボックスにはラベルを貼って、定位置決め。自然と元の位置に戻す習慣にも。

    ビフォーアフター
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    before
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    after

    収納達人が教える!解決テクニック

    大原 友美さん

    お子さん1人で身支度できるようにするには、ワンアクションでモノを取り出せることが大切です。今回は押入れの中に収納するのではなく、あえて押入れの外にお子さん専用スペースを設けました。そうすることで押入れの扉を開けて、引き出しを開けて・・・という手順を踏まずにワンアクションで取り出せます。 また、押入は空間を上手に使うことがポイントです。お母さんの手芸用品は、使用頻度が低いので奥側に収納し、使うときにサッと取り出せるようにカラーボックスを使っています。押入を開けたときに、いつも大好きな材料が見渡せる!というところがポイントです。

    お客様の感想

    息子は、収納ボックスにラべリングされた自分の名前を見つけて「○○のだー!」と大喜び。その日から、保育園カバン、服の準備は自分でできるようになりました。場所を明確に、簡潔にすることは効果的ですね。そして、どうしたらもっと準備しやすいか、2人で相談しながら試行錯誤しているところです。年長さんの間に、洗濯物をたたむ→引出しにしまうまでできるといいな〜と思っています。 私(ママ)の趣味の手芸用品は、押入を開いては布の壁(壁付のカラーボックスに収納された布たち)を眺めて、早く形にしたいなーとワクワクしています。

    編集部より

    押入れは奥と手前のそれぞれのスペースに分けると、たくさんモノを収納できて使い勝手もよくなります。押入れの中だけでムリに完結させるのではなく、お子さんの背丈に合った収納スペースを作ることもポイントです。人・モノ・スペースの3点のバランスを考えましょう。また引き出しの開け閉めがしやすいチェストなど、使い勝手の良い収納を選ぶことも大切なこと!これでお子さんの自立、第一歩ですね。

    使用アイテム ※アイリスプラザに移動します。

    アドバイザープロフィール

    大原 友美
    大原 友美

    整理収納アドバイザー1級。親・子の片づけマスターインストラクター。Smart Life Style 主宰。
    愛知県・岐阜県などの東海地区を中心に整理収納のセミナー・講座、個別宅訪問で「整理収納サービス」など活動中。自身が片づけが苦手だったこと、3人の子育て中という経験を活かして、苦手な方でも片づけていけれるようにご提案しています。企業、自治体、PTA講座など幅広く活動中。

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