第3回 お刺身

今回の惣菜は、「お刺身」 〜お父さんも子供の大好きな定番料理〜

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目次

    こんにちは、角光洋(かど・みつひろ)です。
    大阪のオフィス街のど真ん中・本町にてイタリア料理店オステリア・クティオットでシェフをしている傍ら、料理研究家としてご家庭の食卓をさらに美味しくするアイデアをご提案させていただいおります。
    百貨店やスーパーマーケットで購入した惣菜を美味しく魅せる♪盛り付けの方法を皆さんに伝授させていただきます。
    どんなにおいしい料理であっても「盛り付け」が悪ければ、おいしさも半減してしまいます。

    今回の惣菜は、「お刺身」 〜お父さんも子供の大好きな定番料理〜

    とてもオシイ盛付例です。

    特別感はありません。

    買ってきた「お刺身」をパックの盛り付けそのままにお皿に移し置いた感じですね。
    特別感はありません。

    そこでおうちによくある食材を少し使って‘美味しく演出’してみましょう!

    今回は、お刺身を5点盛り付けていきます。

    まずは、黒い丸いお皿を用意

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    まずは、黒い丸いお皿を用意。ご自宅にある黒い器を使います。黒い器は割烹などで多様される素材を引き立たせる効果を持っています。
    大事なポイントは、「対角に盛り付ける」です。

    対角線上に盛り付けることが大切です

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    大根のケンと大葉などを写真のように盛り付ける。対角線上に盛り付けることが大切です。またきゅうりを千切りにしたものを大根のケンの代わりに使うと手作り感が演出できます。

    マグロを奥から盛り付ける

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    まずは、マグロを奥から盛り付ける。色の濃い食材を奥の方に盛り付けることもポイントです。
    ※奥の方を高く盛り付けることも心がけてください。

    中央には、必ず白物を盛り付けます

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    中央には、必ず白物を盛り付けます。

    とても上品な一皿になります

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    写真のように対角線上にお刺身が盛り付けられることで、とても上品な一皿になります。また、色の濃い食材が奥にあることで遠近感が増しています。

    野菜を使った手作りあしらいを飾って出来上がりです

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    野菜を使った手作りあしらいを飾って出来上がりです。

    完成です!!

    完成です!!
    今回のポイント

    今回のポイントは、「和食の基本を学ぶpart2」です。
    季節のあしらいを飾るという点ではpart1と同様ですが、黒皿に盛り付けることで、ひとつひとつのお刺身が引き立たされていることが分かっていただけるでしょうか?
    また、奥に色の濃いものを盛り付けていることで奥行きが出て、華やかさを演出できますよ。飾り切りは、慣れるとかんたんなので、ぜひチャレンジしてみて!

    手作りあしらい

    飾り切り きゅうり編

    飾り切り きゅうり編
    • 【1】

      作り方1

      きゅうりを5cm程度の半月切りにしたものを用意してください。

    • 【2】

      作り方2

      縦に切り込みを入れていきます。

      ※約1mm程度にできる限り薄く切ってください。

    • 【3】

      作り方3

      続けて切り込みを入れていきます。※完全に下まで切ってしまわないように気を付けてください。

    • 【4】

      作り方4

      今度は写真のように縦方向に水平になるように1.5cm程度切れ込みを入れていきます。

    • 【5】

      作り方5

      切れ込みを入れると同時に滑らすようにずらしていきます。

    • 【6】

      作り方6

      4回程度丁寧に繰り返していきます。

    • 【7】

      作り方7

      出来上がり。

    飾り切り にんじん編

    飾り切り にんじん編
    • 【1】

      作り方1

      5cm程度のにんじんを用意ください。

    • 【2】

      作り方2

      かつら剥きにしていきます。

    • 【3】

      作り方3

      1cm幅に切り分けていきます。

    • 【4】

      作り方4

      一旦冷水に漬してください。(柔らかくなります)

    • 【5】

      作り方5

      菜箸等を使って、丸めていきます。

    • 【6】

      作り方6

      出来上がり。

    飾り切り 大根の葉編

    飾り切り 大根の葉編
    • 【1】

      作り方1

      5cm程度の大根の葉を用意ください。

    • 【2】

      作り方2

      葉っぱ部分を手でムシっていきます。

    • 【3】

      作り方3

      茎だけを残します。

    • 【4】

      作り方4

      下から1cm弱の切れ込みを入れていきます。

    • 【5】

      作り方5

      6回程度繰り返し切れ込みを入れていきます。

    • 【6】

      作り方6

      最後に冷水に浸して出来上がり。時間とともに開いてきます。

    小鉢ものメニュー

    ■ざるそば

    ざるそば
    あまりよくない例…
    大半がそのままパックのまま食卓に並んでいるのでは?
    ざるそば

    アレンジ…
    小さめのガラスの器に1/4程度盛り付け、付いているソースをぶっかけるだけで、雰囲気が変わります。
    ※1パックで約4人分ができるからとってもお得です。

    ■茄子の揚げ浸し

    茄子の揚げ浸し
    あまりよくない例…
    ぼてっとした感じが拭えません。
    茄子の揚げ浸し

    アレンジ…
    レンゲなどに盛り付けだけで、こんなにオシャレになります。アイデア次第で食卓は変わります!

    バリエーション

    今回は、洋風にアレンジ

    お刺身をアレンジして楽しみましょう♪
    今回は、洋風にアレンジ。
    マグロはトマトなどと、サーモンはレモンやクリームソースとイカはジェノバソースとホタテ貝柱はマンゴーソースと合わせてカルパッチョにしてみました。ちょっとしたパーティーなどで喜ばれますよ♪
    みなさんのアレンジ次第でお刺身も大変身!素敵なお料理で食卓を彩りましょう!

    食卓イメージ

    食卓イメージ

    買ってきた惣菜だけで、これだけ彩り良い食卓が演出できます!
    ちょっとした工夫で、まるですべてが手作りのように見える魔法をぜひみなさん使ってください♪

    プロフィール

    角 光洋先生

    角 光洋(かどみつひろ)

    東京の織田調理専門学校を卒業後、東京のイタリア料理店やアメリカへ渡り、本場のステーキハウスでの経験を積み、帰国後、大阪本町にオステリア・クティオットをオープン。イタリア料理だけにとどまらず、家庭料理のレシピ開発やマクロビオティックにも取り組んでおり、女性のためのメニュー作りに携わる。料理の腕はもちろんそのルックスと面白いトークなどが評判を呼び現在、TVや情報誌などでも活躍中。

    イケメンシェフ.com 角光洋シェフのページ 
    http://ikemenchef.com/profile/mitsuhiro-kado/

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