祝い事にピッタリ!飾り寿司の彩レシピ

A牛肉入り筑前煮
Bはちみつ金柑ゼリー
今回は、飾り寿司です!切り口が鏡餅と梅の花になる、普段とは違う巻き寿司をご紹介します!また、牛肉入りの筑前煮やはちみつ金柑ゼリーなどお祝い事にピッタリなレシピですよ!
■飾り寿司(鏡もち)


材料 4人分
材料 4人分
- 寿司飯(白)・・・60g(下の餅)
- 寿司飯(白)・・・50g(上の餅)
- 寿司飯(ピンク)・・・150g
- 米酢・・・26cc
- 着色用ピンクパウダー・・・適量
-
- ◆のり◆
-
- @全形の1/4枚・・・2枚
- A全形の1/12枚・・・1枚
- B全形の1/2枚・・・1枚
- C全形の1/8枚・・・1枚
-
- ◆具材◆
-
- 野沢菜漬物 10p・・・1本
- 山ごぼう漬物 10p・・・1本
・飾り寿司(鏡もち)の作り方
-
手順(1)
のり@に60gの寿司飯をのせ、巻きすで巻いて下の餅をつくる。同じように、50gの寿司飯まいて上の餅をつくる。
-
手順(2)
ヤマゴボウをのりAで巻いておく。
-
手順(3)
巻きすにのりBとのりCを縦長にご飯粒でつないで縦に置き、ピンク寿司飯の150gをのせ、向こう3pあけて均等に広げる。
-
手順(4)
のりBを中心に、となりに野沢菜の漬物をのせ、のり@の上にのりAをのせる。餅が中央になるように残りの寿司飯をのせて丸く巻く。
-
手順(5)
全体を巻きすの端に移して、側面を平らにして(反対も)4等分に切り分け丸く調える。
■飾りすし(梅の花)


材料 4人分
材料 4人分
- 寿司飯(白)・・・120g
- 寿司飯(ピンク)・・・125g
- 米酢・・・24.5cc
- 着色用ピンクパウダー・・・適量
-
- ◆のり◆
-
- @10.5×19cm・・・1枚
- A10.5×6.3cm・・・6枚
- B19cm×2cm・・・2枚
-
- ◆具材◆
-
- 野沢菜漬物 10p・・・5本
- 山ごぼう漬物 10p・・・1本
- とびっこ・・・小さじ1
- しょうが甘酢漬け・・・適量
・飾り寿司(梅の花)の作り方
-
手順(1)
ピンクの寿司飯を25gずつ5個に分けておく。
-
手順(2)
のりAを横長に置き、中央にしょうがの甘酢漬けを横に広げてその上にピンクの寿司飯を細長く均等にのせて丸く巻く。(5本作る)
-
手順(3)
巻きすを手のひらに乗せ、のりAの3本を巻き終わりが中央になるように置く。芯になるヤマゴボウの漬物をのせ、残りののりAをのせて、花びらにしてまきすで巻く。
-
手順(4)
巻きすに2p幅ののりを2枚7p間隔で縦に置き、花びらを巻きまとめる。巻き止まりはご飯粒をつけて止める。
-
手順(5)
巻きすにのり@とのりAの残った1枚を縦長にご飯粒でつないで縦に置き、白寿司飯の100gをのせ、向こう3pあけて均等に広げる。
-
手順(6)
とびっこを全体に散らし、野沢菜の漬物を等間隔に5本のせ、花びらを中央になるように残りの寿司飯をのせて丸く巻く。
-
手順(7)
全体を巻きすの端に移して、側面を平らにして(反対も)4等分に切り分け丸く調える。
中身をのり@にのせる時は、手で持ち上げながら、手のひらで包み、白い寿司飯を載せて丸く巻きましょう!出来上がりの形を想像しながら、具材をのせて巻いてみてくださいね!
■牛肉入り筑前煮


材料 4人分
材料 4人分
- 牛肩ロース(塊)・・・150g
- レンコン・・・1/2節
- 人参・・・1/2本
- ごぼう・・・1/2本
- だいこん・・・5p
- 干しシイタケ・・・2個
- こんにゃく・・・1/2枚
- きぬさや・・・8枚
- 栗の甘煮・・・8個
-
- ◆煮汁◆
-
- だし汁・・・380ml
- 干しシイタケの戻し汁・・・100ml
- 薄口しょうゆ・・・25ml
- 濃口しょうゆ・・・25ml
- みりん・・・60ml
今回使用した鍋:- 無加水鍋20cm深型
・作り方
-
手順(1)
牛肉は2〜3pの角切りにする。
-
手順(2)
レンコン、だいこん、人参は皮をむいて乱切りにする。ごぼうも乱切りにする。
-
手順(3)
こんにゃくは味がしみやすいように切り目を入れて、牛肉と同じ大きさに切る。
-
手順(4)
干しシイタケはもどして4つに切る。
-
手順(5)
鍋に煮汁を入れて火にかけ、牛肉を入れて弱火でじっくりと煮て竹串がすーっと通るくらいになったら引き上げる。
-
手順(6)
Dの鍋に切ったABCを入れ、強めの中火で落し蓋をして煮る。
-
手順(7)
煮汁が半分以下になったらDで引き上げた牛肉を戻し入れ、煮汁がなくなるまで煮る。
-
手順(8)
完全に煮汁がなくなったら火を止め、器に盛ってゆでたきぬさやと栗の甘煮を飾る。
干ししいたけはかさの方から焼くといい香りが付きます。
下ごしらえや焼く手順で味が変わってきますので、ぜひ注意して作ってみてくださいね!
■はちみつ金柑ゼリー


材料(4個分)
材料(4個分)
-
- ◆はちみつ金柑◆
-
- 金柑・・・15個程度
- はちみつ・・・75g
- 水・・・適量
-
- ◆ゼリーの材料◆
-
- 水・・・100cc
- レモン汁・・・大さじ1
- ゼラチン・・・5g
・作り方
-
手順(1)
洗った金柑のへたを竹串で取り、皮に切れ目を4〜5ヶ所入れて沸騰した湯に入れてゆでこぼし、ざるにあけて冷ます。
-
手順(2)
冷めたら、切れ目から竹串を使って種をだす。
-
手順(3)
鍋にAの金柑とはちみつ、金柑が被る程度の水を加えて火にかける。
-
手順(4)
灰汁をこまめに取りながら落し蓋をして10〜15分弱火で煮る。
-
手順(5)
実と煮汁に分ける。
・ゼリーの作り方
-
手順(6)
鍋にDの煮汁(200cc)、レモン汁、水(100cc)を加えふつふつしてきたら、ふやかしたゼラチンを加える。
(沸騰させない) -
手順(7)
器に@のゼリー液を注ぎ、Dのはちみつ金柑をそっと入れて、冷蔵庫で2時間ほど冷やし固める。
※お好みでゼリー液に砂糖大さじ1を加えても良い。
余った煮汁(シロップ)は、お湯で薄めてホットドリンクとして飲んでもOK!また余った金柑もそのまま食べてもおいしいです。
食卓が変わるワンポイントレッスン
〜飾り寿司(太巻き寿司)〜
古くから冠婚葬祭や集まりの時のごちそうとして受け継がれ、千葉の郷土料理を最も代表するものです。
そのルーツは、「葬式の時の芋がらの煮付けを芯にしてにぎりめしをつくったもの」、あるいは「紀州の漁師が房総方面まで鰯を追いかけて来たときの弁当に持ってきためはりずしではないか」など説はいろいろありますが定かではありません。
いずれにしても、「具を芯にして巻く」という技法が原点になって、その時代の農産物や海産物などの食材を活かして冠婚葬祭や地域の集まりで作られ、家庭のなかでも伝えられてきました。
その後、日本型食生活の見直しとともにこの太巻きずしが注目され、技術の掘り起こしと多彩な巻き方の創作・伝承活動により、広く現在に受け継がれています。
注)めはりずし・・高菜(タカナ)漬けでご飯を巻いた大きなすしで、切らずに持ち運んだ。

今回はアイリスの生鮮米?食べくらべ☆厳選5銘柄セットの宮城県産ひとめぼれを使って作りました。
作っているときは出来上がりが楽しみでもあり、不安でもあり。
切ってみないとわかりません。
形が少し変でも、自分で作ったものに満足!
美味しくいただけます。
みなさん、ぜひ、挑戦してみてください。
早坂先生が使ったアイテムはこちら
食材から出るうまみ蒸気を逃さない!だからうまみ・栄養素を損ないにくく料理がワンランク上の美味しさに。
食べ切りやすい2合小袋タイプでいつでも新鮮!北海道・東北の有名ブランド米を食べくらべ!お好みの銘柄を見つけましょう♪
早坂 具美子先生のプロフィール

早坂 具美子(はやさか くみこ)
家族が喜んでくれるような食卓づくり〜「楽しく簡単に」をコンセプトにキッチンスタジオ『具楽』を主宰。
日本フードコーディネーター協会(JFCA)認定。フードアナリスト資格取得。
雑誌・書籍への料理掲載、テレビ、ラジオへの出演多数。
その他、レストランプロデュース、商品・メニュー開発、各種料理教室・仙台市生涯学習の講師等、多方面で講師、講演なども行っている。
また宮城県農産加工アドバイザー、宮城県グリーンツーリズムアドバイザー等も務める。