ドアポケットは、扉を開けた手前が一番、取り出しやすいポジションです。この位置は、ゴールデンゾーンとも言えます。ここに毎日使うものを置くことが、第一のポイントです。

下のポケットは飲み物や調味量が置かれるエリアです。手前によく飲む飲みものを置きましょう。ペットボトルや牛乳パックなど、家庭によって置くものは変わりますが、ここは家族全員が手にする場所です。

最近はお醤油などの調味量も冷蔵保存するようになりました。同じように、毎日手にするものですが、これらを手にするのは主婦が主になります。そこで、下段の奥の方を定位置とします。

ドアポケットは、手前ほどよく使うものが基本です。

ドアポケットの下段は、前後２列になっています。後ろは前よりも使用頻度の低いものを入れます。入れる順番は前側と同様、使用頻度に応じて扉を開いた手前から、よく使うものを入れていきます。

ただし、手前に背の高い飲み物があると、後ろ側が取り出しにくいことがあります。その場合は、手前から使用頻度が高いということにこだわる必要はありません。ボトルの高さの低いところの後ろによく使うものを入れて、取りだしやすくします。

一番上の棚の位置を移動させられる場合は、少し下げて設定すると使いやすくなります。もともと高い位置なので手が届きにくく、何が入っているかもわかりにく場所です。

そこで缶ビールなどが入る高さに調整し、このエリアを缶の飲み物を入れる場所として、定位置にすると使いやすくなります。

最上段の棚位置を変える

○卵の入れ替えをラクに
卵を買ってきたら、卵ケースに入れ替えますが、この作業は、注意力も必要でわづらわしいものです。

そこで、卵ケースの卵を一つ一つ入れるためのパーツをはずすか裏返してしてしまいます。

卵パックは蓋の部分を切り取り、下に重ねると、強度が出るので、持ち運びがしやすくなります。

その状態で、卵の位置に置くだけですみます。

最近は、持ち運びできる卵を入れるケースがついた冷蔵庫もありますが、もしない場合は、卵パックがそのまま入るサイズのケースを用意して、ドアポケットの行き来をすれば、買ってきた卵の管理もラクになります。

○残った卵を収納する場所
卵をまだ使い切っていないのに、新しいパックを購入することがります。その場合は、卵パックを４個分カットして冷蔵庫の中に入れておきます。そこが使いかけ卵の位置です。

○瓶詰め調味量にスプーン
豆板醤や芝麻醤など、中華調味量も増えています。これらの調味量の中に、デザート用のスプーンを、あらかじめ入れておきます。

使うたびにスプーンを出して、洗ってしまうという作業が軽減され、ラク家事につながります。

もともと使いやすいドアポケットも、さらに「よく使う食品を、手前に置く」を意識すると、ラク家事に