ホコリはどうしてたまるの?ホコリの正体って何?ホコリのメカニズムを知ろう!
掃除機をかけて「きれいになった!」と思ったのに翌日にはうっすらホコリが・・・いったいホコリはどこからやってくるのでしょうか?
ホコリの正体は、実は半分以上が衣類などの繊維からできています。
衣類の繊維が擦れたり毛羽立つと、それが抜けて、空気中に浮遊します。人の出入りがなくなり、空気の動きが小さくなると、ホコリのうち重いものが床に落ちます。落ちたホコリはまだ、床の上にのった状態です。そして空気が流れると壁や家具にぶつかり留まって、隅へ隅へとたまっていきます。
ホコリが目に付くところは、決まっている
・フローリングの真ん中より、隅の方に溜まる。
・階段は、歩くところよりも角のコーナーに溜まる。
・洗面所やトイレは綿ホコリが多い。
・畳よりもフローリングのほうが目立つ。
ホコリは、端へ端へと移動して隅にたまる性質があります。サニタリーまわりに綿ボコリが多いと感じられるのは、頻繁に服を脱ぎ着するため、衣類がこすれて綿ボコリが発生しやすい環境だからです。
畳やカーペットなど繊維で出来ているものは、表面が平らではないため、繊維が重なり合った間にホコリが入り込み、目立たないだけです。
ホコリは変化する
湿気が加わると水分を吸って固まり、こびりつく。さらにカビの胞子が付着し、ホコリや水分が栄養源となってカビの発生に繋がる。
サッシ周りのカビは、ホコリなどが端にたまり、水分を吸収すると固まります。そこにカビの胞子が付着して繁殖し落としにくくなってしまいます。ホコリをためなければ、栄養源がないので、はえにくくなります。
床面のような平らな場所に落ちたホコリは直後なら簡単にとれますが、畳やカーペット、布などのホコリは潜り込んで取りにくくなります。
このような仕組みを理解していると、ホコリが落ちて床に乗った状態のときに取り除いてしまえば、なでるだけでラクに掃除できることがわかります。「早めにそうじをするとラク」というのは、こういうことだったんです!
こまめに掃除をすることは、面倒だと感じるかもしれませんが、ホコリが溜まりやすい場所に重点を置き、こびりつく前に掃除することを意識すれば、結果的に家事がラクになります。
ホコリを攻略するには、フローリングモップは、頼もしい助っ人です。掃除機がけ前の効率的な使い方や収納方法をご紹介します。
普段は部屋の壁際をフローリングモップで簡単掃除
毎日掃除機をかける余裕がない!でも、ホコリはたまる一方・・・・・・ 何かよい方法はないでしょうか?
前項でご説明したように、ホコリの性質を理解して、それに応じた掃除をすれば大丈夫!フローリングの場合、浮遊したホコリは落ちたあと、壁際や隅へ溜まる性質があります。
これを利用して普段の掃除は、フローリングモップで、部屋の4辺の隅をなぞるだけ!これだけで、隅にたまったホコリを集中的に取り除くことができます。そして、週末、丁寧に掃除機をかければよりきれいに保つことができます。
掃除機をかけるとホコリが舞い上がり、あとからゆっくり落ちてくることがあります。日頃、隅に集まっているホコリをフローリングモップで拭いておくと、掃除機で舞い上がるホコリが減らせます。せっかく掃除機をかけたのに「なんだかホコリっぽい」ということも避けられます。
モップはすぐ取り出せる場所に収納
モップは、すぐに手に出来る場所に収納しておく、これがラク家事のポイントで時短にも繋がります。
リビングに収納部分があればよいのですが、ないことも多いようです。あったとしても棚があって長いものを収納することができないこともあります。
コンパクトなシート付モップなら、カーテンの裏を利用して収納してはいかがでしょうか?イラストのようにティッシュ箱を利用して、ホルダーを作れば、隠して収納ができます。ヘッド部分がカーテンからはみ出したり、柄が倒れる心配もありません。
ティッシュ箱の側面を開いてモップのヘッドを差込んで立てれば完成!ティッシュ箱はカーテンの後ろの壁に両面テープで貼り付けて固定しておきます。こうしてカーテンに隠してスタンバイさせれば、いちいち収納場所までとりに行かずに済むので、すぐにホコリをとることができます。
ただし、季節によって、結露がひどい場合など箱が湿ってしまうので注意が必要です。カラーテープなどで補強してもよいでしょう。替えシートを入れたティッシュ箱を、反対側のカーテンの裏ににセットすれば、交換も簡単です。(替えシートも収納できる市販のモップホルダーもあります。)
ペーパーシートを重ねてセット
シートの交換をさらにラクにする方法があります。シートが汚れて交換したいと思っても、カーテンの裏まで取りにいかずに、その場で交換できてしまう裏技です。
ヘッドにシートを数枚重ねて、予めセットしておけばよいのです。 掃除をしながら汚れが気になったらはずすだけ。すぐに新しいシートが出てくるというしかけです。
汚れたシートは、裏返してもう一度、装着すれば、シートの両面を使うことができ無駄がありません。ヘッドの底面に汚れたシートが直接、接することも防げるので、汚れも気になりません。
今回のポイント!
ホコリがたまる前に隅っこをフローリングモップでこまめにお掃除!モップや、交換用シートは、すぐに使える状態にしてスタンバイ!