なにげなくかけている掃除機も事前の準備で効率アップ
掃除機をかけるのに、床に散らかったものをあちこち移動したり、コンセントを差し替えたり・・・。掃除機をかけていて不便に感じたことはありませんか?
前回は、掃除機をかける前の整理のコツをご紹介しました。掃除機をかける前は、床に散らばったものを紙袋に詰めておきます。(第2回掃除と整理の違いを知ることがラク家事への道を参照してください)
今回は、次のステップ、掃除機をかけるコツをご紹介します。掃除機をかける時には次のようなポイントがあります。
・床に何もない状態にして、広い面を作り一気にかける。
・途中で電源のオン・オフをなるべくしない。
・途中でコードの抜き差しをしない。
床面に物がなくなれば、掃除機は一気にかけることが出来ます。モノだけなく、テーブルや椅子などの家具も移動しながら掃除機をかけるのは非効率的です。移動しやすいように、すべりやすい素材を家具の足に取り付けて、部屋の端に寄せて広い面を作って一気にかけることがラク家事のコツです。
床に何もない状態にして、家具も寄せて広い面を作れば、電源をオンオフをしなくてすむので、消費電力も一定となり節電効果もあがります。
また、もうちょっとコードが長ければノズルが届くのに…ということありませんか?考えたらいつも、同じ場所でコンセントの付け替えをしていることがあります。そんな煩わしさも、ちょっとした工夫で解決できます。
今回は、整理をしたあと、掃除機をかける前のコードの扱いをほんのちょっと工夫するだけでラク家事につながるテクニックをご紹介します。
コードは伸ばせるだけ伸ばす
掃除機のコードを、なにげなく引き出していませんか? ここでちょっと意識して下さい。コードは、引き出せるだけ引き出しておきましょう。そうすれば、途中で、長さが足りなくなって、伸ばしながらかける煩わしさが減らせます。
引き出す時、最初に、黄色のテープが出てきます。ここで止める習慣をつけましょう。そのあと赤いテープが出てきますが、赤いテープを超えて引き出すことを繰り返していると、自動巻き取りが不調になる原因となります。※赤のテープは見えないように引き出すことが大切です。
コンセントは遠くのコンセントにさす
掃除機をかける時は、掃除機の近くのコンセントに入れがちです。しかし、コードを引き伸ばした状態で届く一番遠いコンセントに差し込んでおくと、抜き差しを最小限におさえられ、広範囲の掃除機がけができます。
この時、部屋の一番奥から手前に向かって掃除機をかけながら出口に向かうと、掃除したところを汚さずにすみます。
従って部屋の一番奥に、掃除機のヘッドを置いて、伸ばしたコードが届く、一番、遠いコンセントにプラグを差すのがラク家事のポイントです。
延長コードを使ってコードを伸ばす
掃除機をかけていてもう少しコードが長ければ届いたのに・・・・ ということはありませんか?コードをめいっぱい伸ばしてもダメな時は、延長コードをつなげてしまえば解決します。
しかし、その都度、延長コードを持ってきてつなげるのはめんどうです。
そこで、掃除機のプラグに延長コードを差し込んで、つなげた状態にしておきます。しまうときは、延長コードを巻いて、掃除機本体にホールドさせます。両面のマジックテープで固定すれば簡単。下記を参考にして下さい。
@マジックテープをハンドル部分に付けます。
A延長コードを輪状に巻き、本体のコードとつなぎます。
B最後に、マジックテープでくくり、完成です。
今回のポイント!
電源を入れたら、切らずに一気に掃除機をかけることだけに専念する「ばっかりがけ」がポイントです。そのために事前に、ちょっとした準備をしておけば、時間短縮になりラク家事につながります。