さて、今回は・・
どこのご家庭にも必ず設置されております、"テレビ" です。
出ましたね〜 テレビ!

褐明電機 高野 亨
今までにいろいろな家電品の原稿を数十回と書かせて頂きましたが、意外や意外で家電製品の王道であるところの"テレビ"がありませんでしたね(汗)
まずは最初に少しばかりですがテレビの歴史について振り返ってみましょう。
テレビの歴史
日本では1926年に初のブラウン管方式での文字の表示に成功、とあります。
その時の走査線は40本でした(現在のテレビは総走査線 : 1,125本/有効1,035本)
走査線とは簡単に言えば多い程画質がキレイということですので、現在のテレビは当時より30倍近くも鮮明になってるということです。
白黒テレビ→カラーテレビ→ブラウン管式ハイビジョンテレビ→デジタル薄型テレビ→3Dテレビ・・・と進化を遂げ現在に至ります。
また放送形式もアナログ放送からデジタル放送に変わることにより鮮明でより多くのデーターを伝送できるようになりました。
地デジ化前にはよくお客様から、デジタルにする必要なんかあるの?なんて聞かれることがありました。
皆さん なぜデジタル化しなければならなかったか、の理由をご存知でしょうか。
身近なところですとまずは画像をより鮮明にするとういこともありますが、実はもっと重要な理由があったのです。
通信や放送等に使用する"電波"は無限ではないのです。
特に日本にでは多くの電波が使用されており、もう周波数の余裕がなくなってきておりました。
そこで考えられたのが電波のデジタル化です。
デジタル化することにより周波数に余裕がうまれ、空いた周波数を他の用途への有効利用を可能にすることが可能になります。そんな理由で"地デジ化"したのであります。
従来のアナログ電波では周波数帯域が近いと混信などの不具合がありましたがデジタルになると近い周波数でも混信しにくくなりより多くの帯域が使用可能となったのです。
"地デジ化" こんな理由もあったのですね。
テレビのお手入れ
さて、話は変わりますがここでテレビのお手入れをしてみましょう。

前面部分は埃などを取り除く位ですね。


大切なのは裏面側です。
ここは内部の熱を逃がす放熱穴です。

ほこりやゴミなどが詰まっていると放熱が悪くなり本体の性能や寿命にも影響しますのでキレイにしてあげてください。



掃除中に配線が外れたりすると後から困りますので携帯電話などで画像を撮っておくとよいでしょう。万が一外れても画像を見ながらまた取り付けすることができますよ。

また 特別編"家電地震対策"の回でもお知らせしたように転倒防止バンドを施すと地震時等に被害を最小限にすることができますので是非とも活用してください。


まとめ
テレビ 如何でしたか〜
アナログ放送が長年に渡り続いてまいりましたが、地デジ化となり一気に進化したテレビ放送。
更に今後はハイビジョン放送の上を行く、グラビア写真と同じくらいのきめ細かさの画質がウリである「スーパーハイビジョン」(超高精細映像システム)が登場してまいります。
これからのテレビは更に更に高画質、高音質になっていくのです。
個人的にもとても楽しみです。
そしてテレビは今後も家電業界を牽引しながら共に発展していくのでしょうね。
家電の未来は明るい!かな?! あー電気屋さんでよかった〜!
家電のプロ・高野亨さん プロフィール
高野 亨(たかの とおる)
株式会社光明電機 代表取締役社長
■保有資格
第二種電気工事士
医療機器の販売賃貸管理者
ガス可とう管接続工事監督者
電話工事担任者アナログ第二種
■趣味
愛犬と散歩、居酒屋探訪、車
家電のことなら!光明電機 お役に立ちます!
出典:http://www.koumeidenki.com/東京都中野区野方で創業50年の家業である家電販売店を継ぐ。この道一筋、電気屋さん歴24年以上。
エアコン工事、アンテナ工事、力仕事、トイレ掃除、テレビ出演等なんでもこなし、頼まれれば嫌や、と言えない昭和40年生まれの49歳。
2011年10月〜2012月3月までBSジャパン番組「家電の学校」内コーナー「家電訪問」にレギュラー出演。
初代案内人を務め大人気コーナーに育てあげる。
他 新聞、雑誌 メディア取材多数