第28回  調理:A切り方の工夫

調理を効率的に行うにはいくつかのポイントがあります。切り方を工夫することも調理の 効率アップにつながります。これまで当たり前と思っていた切り方をちょっと変えてみましょう。

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目次

調理を効率的に

調理を効率的に行うには、いくつかのポイントがあります。

@一括調理
A切り方の工夫
B道具の活用
C計量や調味料の工夫

今回は切り方を工夫することで、効率アップする方法をご紹介します。

野菜を切る手順を変えたり、まな板などが汚れにくいように工夫をしたり、切る方向を変えたりすると、時間短縮になったり、汚れ物洗いをラクにすることができます。

野菜の切り方

野菜の切り方は、こう切るものという習慣がありますが、まとめて同じ動作をくり返す「ばっかり切り」や、切る順番、切り始めの位置を変えてみると、作業がラクになるものがあります。

○ピーマン

野菜の切り方 ○たまねぎ

○トマト

まな板を汚さない切り方

肉類や魚など、まな板に直接乗せて切ると、油汚れやニオイがついてしまいます。パッケージを利用したりして、なるべく汚さないように切ることがポイントです。

○ベーコン

ベーコンは長くてくっついているので、1枚だけ取り出すというのは煩わしいもの。 また、1枚で使うこともあまりなので、あらかじめ半分にカットしておくと使いやすい。

○肉(魚)の包装剤の開け方

手順を考える

○皮をむいてから洗う
土のついたじゃがいもなどの野菜は、洗ってから皮をむくことが多いと思います。先に皮を剥いてから洗うと、ほとんどの土の部分は、皮と一緒に生ゴミとして処理できるので、洗う水も少なくてすみ、土も流れにくくなります。

○山形パンは寝かせて
焼きたての山形パンを自宅でカットする場合は、 山側からカットしますが、高さがあるので、 曲がったりしやすいもの。そこで、食パンを寝かせて、底の部分からカットすると安定感もあります。

コラム サイズや繊維も意識しよう

野菜を切る場合には、大きさによって調理時間が変わることは、経験的にわかると思います。小さければ早く加熱でき、大きければ時間がかかります。料理にあわせて、サイズを統一しておくことも、ポイントです。

また「繊維」も調理時間や味付けに影響するので、繊維と同じ方向に、切断するかによって、加熱時間や味の染み込み方に違いがでます。手早く調理したい場合は、繊維を切断するように切ることも考慮するとよいでしょう。

今回のポイント!

長年習慣になった切る作業。当たり前と思っていた切り方を、ちょっと発想を変えてみると思わぬ発見が!思っている以上に、手軽に作業ができます。

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